『おそらく、“家族性高コレステロール血症”ですね』
この春の健診で、コレステロール値に加え、肝機能も少し悪かったので、観念して近所の内科を受診しました。
私の今までの状態や家族歴を聞いた医師から、「ほぼ、家族性高コレステロール血症だと考えていいと思います」と言われました。
祖父と父が50代半ばで脳卒中/心筋梗塞を起こしている。
私自身も20代前半からLDLコレステロール(LDL-C)値が200近くと高く、食事と運動に気をつけてLDL-Cを下げる薬を毎日きちんと飲んでも、正常値まで下がらない。体重は減るけれども、LDLはそれほど下がらない。
引っ越しの度に家から近い通いやすい病院に変えながら、一応は治療を続けていましたが、頑張っても成果が出ないそんな状態ではモチベーションの維持は難しく、
「薬を毎日飲むだけ。食事は気にしない。運動もあまりしない」状態となり、3年前、別の理由(腰椎椎間板ヘルニア)で一時期動けなくなったのをきっかけに、LDL-Cの治療は中断してしまっていました。
自覚症状はまったくなし。他に優先しなきゃいけないことがある、ということを言い訳に、コレステロールの薬を飲むことをやめてしまいました。
健診だけは毎年受けていましたが、もともと薬でそれほど下がっていないこともあり、相変わらずLDL-C高値。
コレステロールの欄にだけ、「異常ですよ」という※がついてたり、赤文字になっていたり。
20代のころから見慣れた、私にとっては普通になってしまっている結果だというだけでした。
ところがこの春の健診で、肝機能にも異常があります、と指摘されてしまいました。
このコロナ禍で例にもれず運動不足になり、1年で体重が10kg近く増えてしまっていたことや、40代半ばという、そろそろ無理のきかない年齢になって、体が受け止めきれなくなってきたのでしょう。
「さすがにヤバいかも」と、おとなしく近所の内科を受診しました。
診察室で一通り問診を終えた先生から、
「おそらく家族性高コレステロール血症の、症状が弱いほうのタイプだと思います。そういう方は、若いうちからLDLがかなり高い。
薬の効果も出にくいという特徴があります。」
と説明を受けました。
もともと遺伝的に、普通の食事・運動量でも、普通の人よりもLDL-Cが高くなってしまう体質なのだと。
そう言われると、今までのことが何だかとても腑に落ちました。
と同時に、ほっとした感情が沸き上がりました。
頑張っていたのに結果が出なかったのは、私の努力不足が原因じゃなかったんだ、と。
「高コレステロール血症は、生活習慣病。
コレステロールが高いのは、本人の生活習慣が悪いから。
だから、コレステロールが下がらないのは、私の努力が足りないから。
つまり、私が悪い。」
長い間、それこそ初めてコレステロール高値の指摘を受けた20代半ばから20年間近く、気にしないようにしていても、そんな風に自分をどこかで後ろめたく責め続けていたのだと思います。
診察室で先生の説明を聞いて湧き出てきた、ほっとした感情がどういうことか、その時にははっきり分からなかったけれど、その後、じわじわと胸の奥で広がって、1ヵ月近く経った今、ようやくこうして文章にすることができています。
生まれついた体質だというのなら、どうやったって仕方がない。
それを前提で、きちんと治療に向き合っていこう、と決意し、このブログを始めてみました。
私自身の取り組みの記録や、自分なりに調べたことの整理メモを書いていこうと思っています。
ついでに、モチベーション維持のために、取り組んだことを「グレープフルーツ ポイント」と呼んでカウントしてみようかと。薬の副作用を避けるためにジュースが飲めないのなら、せめて指で一生分「グレープフルーツ」と打ってやりますw
【今日のグレープフルーツ ポイント】
・ついにブログを始めた。
・料理に使うひき肉を、豚から鶏に変えてみた。
Nice Grapefruit!
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