皆さん、こんにちは![]()
フィレンツェは雨・雨・雨・・・
の毎日です。
さて、今日は久々に我が息子、ダボの学校の話題です。
イタリアの中学校・・・・・、![]()
これが意外なことにけっこう厳しいんですねぇ。
内容的にも、日本の中学校より教科によってはハイレベルなものもあります。
「テクノロジー」などの日本には無い教科もあるし・・・。
( ちなみにこの「テクノロジー」、グラフィックデザインの基礎もあるのですよ![]()
流石デザイン王国のイタリア、早期教育ですね。。。。しみじみ。。。)
世界史にしても、小学3年から先史時代・エジプト史・ローマ史など教え始め、
中学ともなるとかなり詳しく多方面に渡って教えていて驚愕しています。![]()
外国語は小学校から英語、中学校からはそれに加えてフランス語かスペイン語を
選択します。
校風に関しては、自由だし、制服も無く、みんな思い思いの服装で通学しています。
クラスもまとまって仲が良く、楽しそうです![]()
でも、勉強の方は教授群がしっかりと見張っている様子で、
ちょっとでも気を許すと大変なことになります。
10段階評価で、1が最低・10が最高。
でもあまり最低点や最高点は滅多につけないようです。
ですから、通常5から8くらいの間で評価されます。
最高でも9くらいまで。
そして3、4などを取ってしまった生徒は落第する可能性もあり、実際昨年度は
ダボのクラスから4人も落第生が出て、中一を反復させられています。
と、同時に上から落第してきた生徒も3人入ったので、クラスの中は年齢も様々・・・。
そのうちの一人にJくんという生徒がいます。
なんと3回も落第したので15歳の男子です。
背も高く、なんと195cm!
中二の12歳の子達の中で、ひときわ目立っている彼、3回も落第するのは
それなりの理由もあったようです。![]()
家庭環境が恵まれてないようなのです。
彼のお父さんもお母さんも、教育には関心が無いようで、放任主義。。。![]()
上のお兄さんにいたっては、少年院に入っている・・・という状態。。。![]()
新学期が始まる前に、Jくんがクラスに入る・・・といううわさはアッと言う間に広がり、
父母の間では心配する声も出ていました。
でもフタを開けてみたら・・・・、
意外にもすんなりとクラスになじんで、なかなかいい味を出してるようです。
ダボに言わせると、Jくんは体は大きいけど、純真なところがあり、
いつも笑っていて、楽観的。
確かに勉強は嫌いみたいだけど、いいやつ・・・・だそうです。
悪いことがあっても、すぐに気持ちを切り替えることができるところがすごい・・・・
と、ダボは言っています。
この間はダボが地理の時間に教授の不意打ちの口答質問を受けました。
ところが、ちゃんと予習してない範囲だったものですから、
答えがきちんとまとまってなかったのですね。
ダボは口答質問に答えるより書く方が得意なこともあって。
で、超厳しい教授にいつもより辛い点をつけられてしまいました。![]()
シューン・・としているダボに、そのJくんは、「次にがんばればいいから。
気にすんなよな。」って、励ましてくれたんですって。![]()
暖かいJくんの励ましに救われた・・・って言ってました。
今では、休みがちなJくんをなんとか学校に来させて、今回ばかりは落第させないように、
生徒たちの間でもくろんでいるようですよ。
発起人はダボとあとの二人。
Jくんに、「今週は毎日来いよ!」と言って約束させると、ちゃんと来るんですって。
そんな感じで続くといいな。
Jくんになんとか、義務教育の部分だけでも終えてほしいですよね。。。
でも、こんなイタリアの中学校、なかなかいい線いってると思います。
この年頃の子供たちには、勉強だけじゃなくて、もっといろいろと学ぶことも
多いですしね。
日本で話題になるような陰湿ないじめとかが無いだけでも救われます。
こちらは、まだまだ健康的だと思います。
基本はやっぱり、子供たちを取り巻く環境・・・家庭や社会・・・に愛があるかないか、
のような気がします。
愛のある状況で育った子達は、弱いものに陰湿ないじめをしよう・・・
なんて心も起こらないと思いますから。