島内で 何故か数ヶ所あり、、内、中之郷地区と樫立地区にもヒッソリと佇む
三島神社。この神社の由来は二つあるようで、一つは静岡県の三島神社。
事代主命、、、日本神話 大国主命の子で、国譲りに関する神様。妃の
八十八重姫はこの島の総鎮守として優婆夷宝明神社(同テーマ 島の神社の
祭り、、参照) に祀られてます、、、この事代主命を祀る神社。
もう一つの由来は、愛知県の大三島神社からで、大山祇神(おおやま
ずみのかみ)、、、こちらも日本神話の イザナギとイザナミの間に生まれた
子で、山をつかさどる神、、、を祀る神社です。
由来や伝承、言い伝えはともかく、今年の八丈島各地の例大祭も
ボチボチ大詰めに入り、年に一回行われる 樫立の三島神社の祭が
11月23日。中之郷の三島神社の祭が11月27日と28日ですが、
話によると、、神社、境内が古く、老朽化が進んでる為、祭の催しは近くの
小学校の体育館で行われます。
末吉地区の三島神社例祭は12月24日と25日。なぜかクリスマスです。
以前から話は聞いてましたが、毎年 会場に来る人達にお弁当が配られます。
たとえ借金をしてでも振舞う心、、を 司会の方が説かれてました。なかには
家族全員引き連れて一人一人弁当だけもらっては帰る、、心ない人達も若干
いるようですが、イベントや祭では必ず行われる八丈島特有のお振舞い。
豪華な弁当にお茶とミカン。催しのトップは、今年還暦を迎える方々の
豊穣の踊りから始まり、鏡割りが行われると、還暦の方々が客席を順に回り、
お酒を振舞ってました。会場後ろには生ビールが、こちらも無料で振舞われ
本格的に催しが始まる前に、すでにお腹はいっぱいで酩酊してる人もいます。
日本の祭りでは、一番古い祭り?古いタイプの祭?と某作家が言っていた
この祭り。体育館にこれだけの人が集まって、子供からお年寄りが出す
催しを見る 地域の演芸会、、こういったイベントは、今の日本では あまり
見る事ができないかもしれません。懐かしさを感じさせるお祭りと演芸会です。
豊穣の踊りの後は、八丈島のイベントでは必ず見かけるフラダンス。
小学生のバンド演奏
園児の踊り、小学生?の歌・ダンス、
日舞、ヒップホップのダンス
独特の音程と節の、島の名物オバアのカラオケ、、、
素人芸から本格的なものまで、それぞれ自分の持ち芸を披露する。
自分の子供が出ればカメラをまわし、知り合いが出るとそれを応援して、
もしくは催し関係なく 単純にお酒を飲んで盛り上がる、、で、餅まきもあり。
地域の老若男女がこぞって参加するお祭りと演芸会でした。