八丈島で島酒、と言えば焼酎ですが、その起源は
1850年頃まで遡ります。
薩摩藩(鹿児島県)出身の流人、丹宗庄右衛門
(たんそうしょうえもん)が、伝え広めたのが八丈島焼酎の始まりです。
庄右衛門は、密貿易の咎で八丈島へ島流しになりますが、当時の八丈島は、
慢性的な飢饉の島で、、穀物をつぶして酒を作る事はもってのほか
、、の理由で禁酒令が出されてました。
そこで庄右衛門が、あまり保存がきかない甘藷(さつまいも)から
酒を作る事を島民に伝えます。 芋から作る新しいお酒。 これが島焼酎です。
大賀郷の護神山公園 :写真右の瓶に囲まれてた大瓶が、島酒の碑。
写真左は、なぜ並んでるのか分りませんが、魚の碑です。
八丈島に流された流人達が、様々な知識や技術を島民に広め、
それが島の伝統文化に大きく影響します。。
焼酎の他にも詩歌、養蚕、石垣作り、
太鼓、地図、建築、石工などが伝わる、、宇喜田秀家の島流し以降、
最初の100年ほどは、島民達が博識な流人達を、ありがたがって迎えました。