八丈島の西山(八丈富士853m)を中腹まで行くと、
富士を周回する鉢巻道路と呼ばれる道にでます。
それほど高くない山なので、麓から見ても何となく分りますが、
鉢巻道路沿と、その近くに牧場があります。町営のふれあい牧場です。
通路の突き当りが展望台
八丈島は雨が多く、青草がよく育つので、牛の放牧に向いています。
農家が刈った草を酪農家にあげ、牛の糞でできた堆肥を
農家にあげる関係が昔から続いています。
夏場は、刈った草を山の様に積んだ軽トラックをよく見かけます。
奥山は三原山、手前は八丈島空港の滑走路。山の中腹から見る景色なので、
頂上からの景色に比べると範囲が限られますが、
麓の町や空港が良く見えます。
この日は7頭の牛がいました。それぞれの耳に黄色のタグが付いてます。
耳のタグには#31843 ひおに。バーコードも表示してありました。
ひおには たぶん名前だと思います。
スーパーのどの牛肉からでも、、どの牧場の
どの牛の肉で親はどの牛、、が逆探知できるそうです。
昔から八丈島は、馬がいなかったので牛が大切な交通・運搬手段でした。
その為か、大正時代から昭和にかけては酪農が盛んになり、
当時は大手乳業メーカーがありました。
八丈牛はありませんが、牛乳は生産されてます。学校給食は八丈牛乳です。