あんそろじーです。

ブログというのはオススメの商品や作品を普通は書くものだと思います。

ぼくも今までそうしてきました。

しかし、個人的に

あまり良くないな。

あまり面白くないな。

というものもたまには発信しようかなと思いました。

この記事を読んでくれるかたの参考にはならないかもしれませんが

今回は感想やレビューだと思っていただければ幸いです。

最近人気だと聞いた漫画

「チ。ー地球の運動についてー」

読みました。

全8巻なのでそんなに時間はかからなかったです。

1巻を読んだ時点ではけっこう面白いかもと思っていました。

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「天動説」が信じられていた時代に「地動説」の研究をしている者は異端者とみなされ捕まってしまう。

考え方を変えない限りは出てこられず、2度捕まったものは例外なく火刑になる（処刑される）

さらに、地動説が完全に証明できるかというと、まだできない。

地球は自転と公転をしていることは分かっている。

天動説を信じていた人は死を迎えると「天国」に行けるのでそのために生きる。

異端者は死を迎えると「地獄」に行く。

「神」を誰もが信仰して宇宙は神によって造られたものだと考えられていた。

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1巻ではこのようなストーリーでした。

ぼくはここから地動説を証明して世界をひっくり返すというストーリーだと思ってました。

ぼく自身が天文がかなり好きなので、宇宙についての本は何冊も読んだことがありました。

もちろん天動説が信じられていた後に地動説という考え方が出てきて世界がひっくり返ったことに関する本も読んだことがありました。

しかし、実際はメインキャラが地動説を研究しては見つかって処刑され、その前に未来の誰かに研究内容を託すために記録を残す。

研究記録を見つけた者は地動説に惹かれ研究を進めるが、途中で見つかり処刑される前に研究内容を託すために記録に残す。

ということが何度か繰り返される話でした。

そのため、メインキャラ（主人公？）がどんどん変わっていきます。

それが「歴史」というものを表しているんだと思います。

それでも、最後まで地動説の証明はされず、世界がひっくり返ることはありませんでした。

天動説を強く信仰する権力者が自分の考えを否定する者を異端と決めつけ、平民は細かいことは知らずにそれを信じるということが繰り返されてきただけで、天動説を信仰する権力者もなぜ天動説が正しくて地動説が間違っているのかは分からない。

実際に天動説の証明にはわずかな誤差があったのにも関わらず、天動説を信仰している権力者は天動説が正しいと信じて疑わなかった。

結局、人間の勘違いによって地動説を研究していた者は処刑された。

これは本当に正しいことなのか？

地動説は1つの仮説として本になり、人々の娯楽になる予定だった。

地動説を研究していた者を処刑してきた異端審問官のノヴァクによって教会は燃やされ関係者は殺され、ノヴァク本人もやりあった時の傷で命を落とした。

という結末でした。

人の思い込みで世界のルールが決まってしまうということを感じた作品でした。

個人的にはメインキャラがどんどん入れ替わるのは「歴史」を表しているのとほかの漫画ではない構成なのでいいと思いました。

でも、最後まで地動説が証明されなかったことと地動説の本質には触れられてなかったことが残念でした。

途中から地動説の研究の話がメインでなくなり、話がそれていった気がします。

それとぼくは、神を信仰するとか宗教を信仰していないのでそのあたりがピンときませんでした。

冒頭に書いた「死を迎えると天国に行けると信じられていた」という部分でまず

死ぬために生きる？

死ぬために生まれた？

なにそれ？その人生に意味はあるの？

と感じました。

15世紀の話ですから現代とは考え方が違うのかなと思います。

天文が好きな自分にとっては求めていたものと違う展開の作品だったのですが、5巻までは面白かったです。

途中で話がそれなければと思いました。

いちおうリンクを貼っておきます。

あまりおすすめはしませんが(笑)

チ。―地球の運動について―（１） (ビッグコミックス)

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693円

チ。―地球の運動について―（８） (ビッグコミックス)

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漫画 「チ。ー地球の運動についてー」が個人的にそこまで…だった

漫画「チ。ー地球の運動についてー」が個人的にそこまで…だった