君に捧げられないメール
君に伝えられないことは、たくさんありすぎた。
あの時言ったあの言葉で、
君は僕のことを嫌いになったのだろう。
避ける君が憎いほど好きで、
避ければ避けられるほど君に会いたくて。
でも、それさえ出来なくて。
恥ずかしさと蟠り。
もしも、僕のメールが君に届けることができたなら、
君に紳士的に振舞うよ。
君を決して傷つけない言葉があるのなら、
全ての言葉の記憶を無くし
その言葉だけしか喋れなくなればいい。
そして僕は、消えてしまえばいいのさ。
誰にも知られず、君以外に人に憎まれずにね。
今年の夏がきました。
君に出会って、既に1年が過ぎていった。
君にとって僕は小さな人だろうね。
まだ、世界も社会も知らない人だよね。
君から言ってしまえば。
今年の夏に入って君を見かけたけど、話しかけるには
人がいすぎて恥ずかしくて。
デスクに向かって背伸びをする君は、
僕とは目を合わせようともしない。
それは、僕にもいえるだろう。
君に本気で言った「好き」や「結婚してください」も、
君にとってはただの冗談なんだね。
そんなに、僕が冗談を言う人に見えた?
僕は人から冗談をあまり言わない人と言われているのに、
君だけだよ。
冗談に全部とらえるのは。
僕は君に不釣合いですか。
不釣合いなら、どうすればいいっていうの。
君と同じ時間を見てきたもののように、
君とは同じ時間を生きていない。
途中で合流した時間。
君に捧げれないメールは非通知で、僕に返ってくる。
