住み始めてから”何か良いな”って思える

設計力が売りの建築屋

 

富山県富山市の工務店

アシストのユータです

 


先日金曜日の達成会が終わり


その次の日に

明治村へ行ってきました

 

目的は

世界三大建築家と呼ばれるうちのひとり


フランクロイドが設計した

旧帝国ホテルを見学するためです


今もなお

人々に愛される建築の魅力とは何なのか?


ソレを確かめに行ってきました


では

本日のブログ

スタートです💨


“自然と建築との融合”を提唱し続けたライト


もともとは

1923年に

東京に建てられた建築物ですが


現在は

愛知県犬山市にある

明治村に移築されています

※ホテルのロビー部分のみ移築され、

 その他部分は現地で解体


明治村は

本物の明治建築を多数保存した施設(村)で

この旧帝国ホテル以外にも

当時の様々な建築物が移築されています


広大な敷地なので

村内にはバスが走るほど🚌


その中でも

やはりイチバン人気なのは


ライトが設計した

旧帝国ホテル


ライトの建物の特徴は

屋根を低く抑え

建物が水平に伸び広がっている

ことです

※自身の設計手法をプレーリースタイル(草原様式)

 と呼びました



周りの環境に馴染むように

外部空間とつなげるように

自然と一体となった建物


フランクロイドライトは

100年以上も前に

そんな思想で建物を設計されてました



現代の住宅のように

ウチとソトが完全に分断され


庭も無しで

草むしりしたくないから

敷地内は全部コンクリートで!


という住宅が多い中


まさに警笛を鳴らすかのようです


そうそう

ライト設計の

アメリカのペンシルベニア州にある

落水荘は超有名建築ですね

※滝の上に建ってます

 もはやどちらが先だったのか分からないほど

 おうちが馴染んでます


そんなワケで

村内周遊バスに揺られ

旧帝国ホテル着🚌


外観は

派手さや奇抜さが全く無くて

それでいて厳かな雰囲気を醸し出してます



内部に入るとよく分かるんですが

室内空間が緩やかに繋がっていて


どの場所に居ても心地良く

居場所がたくさんあることがよく分かります


玄関ロビー入り口は

グッと高さが抑えられ

その先にあるホールは


ズドーンと吹き抜け空間が広がります


しかし

各階の天井高さは

手を伸ばせば触れるほど低いです



高いところと低いところ

暗いところと明るいところ


その絶妙な高さが

居心地の良い空間を作っているのが感じられます


こればっかりは

実際に訪れて体感しないと分からないですね




多用されている

細工が施された

大谷石とテラコッタタイルや煉瓦が

優しい風合いで


これが何とも良い⭕️






明治村内には

他にもたくさんの建築物がありましたが


結局ずーっと

旧帝国ホテル内に居ました


今まで見た施設で

イチバンよかった


それぐらい衝撃を受けました


​おうちも、沢山居場所がある方が良い


アシストのおうちにも共通する部分ですが

やはり

居心地の良さ

たくさんの居場所があることは


結局

その場所が好きになるってことに繋がります


そして

そのおうちが好きだったら

住み続けたいと思うワケで



豪華な設備や

高価なモノで満たされるのは間違いだと思います


モノ単品ではいずれ飽きがくる



住む人が

※ホテルだと、訪れる人ですね


“良い場所だなぁ”

と思える


数値や性能だけではない

情緒的な感情や感覚こそ


大事にするべきだなと


そう思いました


ウチ(内)とソト(外)が

緩やかにつながる


お手本の様な

旧帝国ホテル


また違う季節に訪れてみたい

そう思わせる名建築でした