いつかの新宿御苑にて。
橋の手すり越しに。

この写真のアングルからは
本来頭上にある空は見えるはずがないのに
この写真だと、手すりの下に空が見える。

私的に奇跡な1枚。

手すりの下にだけ、見える空。
一見気づかないけど、
ほんとはないところに空がある。

どの世界に繋がってるんだろう。
きっと、気づいた人だけが行ける世界だ。





橋って、好きだ。

時空の違うどこかに繋がってるんじゃないかって、
私は怖がりなのに、
怖がりのくせに、
そういう妄想が膨らんでしまうどうしても。


あっち側とこっち側
同じ世界だって、言い切れる?
この橋の、丸太1本1本進むごとに、もしかしたら違うところへ向かってるって可能性、絶対にないのかな?

同じ世界だとしても、この橋を渡ればなにか変わることだってあるのかも。
目には見えないけど、たとえば実は私の内側から元気になる魔法がかかってたり。渡りきったらなんか清々しい気持ちになるの。
あるいは、気づかないうちに何かを忘れてしまう、忘却の橋とかだったり。気づかないうちに忘れてしまうから、何を忘れたかも分からない、恐ろしい橋なの。


いろんな妄想がふくらむ。

だから橋って魅力的だと思う。

これは養老渓谷で出会った橋。

石の橋。
ものすごいワクワクした。
石の上を、飛びながら。

ひとつひとつに感情があって
乗るたびにいろんな気分や状態になる橋とかかもしれない。
喜びの石とか悲しみの石とか大笑いの石とか虚無の石とか素直の石とか。

もしそうだとしたら、
この橋を渡るのは、一種の修行かもしれないなぁ。。。照れあしあと笑笑