今日はiaku「車窓から、世界の」を観に行ってきた。


ずぅっと気になってた劇団さん。
ようやく観られた。


アゴラに入ってまず、舞台美術にウキウキした。
劇場に入ったら、そこは駅だった。
駅のホーム。
ああいうセットは大好き。
抽象的なセットも素敵だけど。
分かりやすくて、劇場だけど、ひと目で劇場じゃないとこに連れてってくれる。
ここで何が起きるんだろうって。
ワンシチュエーションものが好きってことかもしれない。


そして繰り広げられた、濃密な90分。

場所も変わらない、登場人物も変わらない。

なのに会話だけで、それぞれの登場人物が抱えてるものと、それの交わりだけで、
物語が進んでいく。

濃くなったり薄くなったり、
緊迫したり感情的になったり、
どんどん登場人物たちの間にある空気が変わっていって、
しかも繊細に変わっていって、

あっという間の90分だった。

関西弁のお芝居は新鮮で、
テンポが良くて、
つつつ、と会話が滞りなく進んでいくのだけど
その実、かなり重いものがたまの言葉の裏にある気がして
心地好い関西弁を耳で楽しみつつ、
気が付けば、心は言葉の余白部分にある何かを見落としちゃダメだって、一瞬の気も許せないで集中してた。

そんな、大満足の90分。

行って良かった。

もう一回観たいなぁ

きっと、いや絶対、
初めて観るのと2度目とでは、感想が違う。

いろんな重みも、違うはず。




今日1日の寒さを忘れて
胸アツのまま帰宅。


おやすみなさい星空雪の結晶