三日間の長野旅行から帰ってきました。
今回は軽井沢~長野市~白馬と移動したのですが、帰ってきてみるとやっぱり埼玉は蒸し暑いですね。
さっそく畑にいって大きく成長したスイカを収穫しました。
タヒチという皮が真っ黒な品種なんですけど、ふた玉目になる今度のは割ってみると実が完全に熟していて常温でも甘くておいしいです。
冷蔵庫に入れて明日の朝、食べたいと思います。
さて先日、記事にした一口クラブ関連の募集馬レポートを、今回から不定期に何頭か取り上げていきたいと思います。
第1回はシルクホースクラブから、エントリーナンバー25番『ガトーショコラの07』さんです。
アルカセット×ガトーショコラ(母父フジキセキ)
本馬は今年の3歳短距離戦線で活躍したルルパンブルーの半妹になります。
姉は1200以外ではパッとした成績を残していませんが、得意距離での強力な決め手は牡馬陣に混ざってのG3ファルコンS3着が示すとおり世代においてもトップクラスのものがあります。
母はフジキセキ×母父リアルシャダイという配合で20戦2勝。
そのキャリアのほとんどを芝の1200mで走っており、千四・マイルといった距離延長にはまったく対応できずに終わっています。
ガトーショコラの子どもたちはテイエムオペラオーやタニノギムレットなど守備範囲の広い配合をされていて、それに応えるようにこれまでデビューした三頭はみな異なった距離で勝ち上がっています。
そう考えると母の資質をもっとも忠実に受け継いだのがルルパンブルーと言えますね。
不器用で馬力型のフジキセキに、これも2400で鳴らしたジャンポケを配して小回りのスプリンターが生まれるんですからこの両親はかなりのKYコンビです。
母系としては近親に障害で活躍しているミヤビペルセウスがいたりするので潜在的なスタミナはあるのでしょうが、どうにもこの母はスピードと勝負根性を伝えるようです。
そんななかミスタープロスペクター系の新鋭アルカセットとの間に生まれた本馬もまたかなり短距離志向なタイプに出ました。
といってもバクシンオー産駒やフジキセキ産駒のようなゴツイ形ではなく、均整のとれた馬体をしていて一見すると素軽いマイラーかと思ってしまうのですが、これからトレーニングを重ねるにつれ見事なスプリンターに変貌していく片鱗がすでに随所にあらわれています。
セールスポイントはあまり目立たないものの深さのある胸前、すらりとした長さながら牝馬にしてはたくましい腕・脚でしょう。
とくに肩の乗っている筋肉は鍛えて量がつきそうですし、両後脚の飛節から下のつくりは秀逸ですね。
このあたりの骨格は父ゆずりです。
あとは馬体にこれといったミスが無いことから順調に稽古が消化できそうで、パンフレットの説明にもあるように素直な性格であることは大きなプラスです。
大きな負荷をかけず徐々にスタミナを引き出す訓練を重ねれば他の兄弟のような距離の克服もあるでしょう。
桜花賞候補、というのもまんざらではないと思える高素質の持ち主です。
これで総額1500万円なら、かなりお得なんじゃないでしょうか。