はじめの一歩

3月11日に発生した東北関東大震災において、亡くなられた皆様へのお悔やみと
被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
【 AS Dream(アズ ドリーム) 】
~東北関東大震災 障害者スポーツ施設への支援活動~
東北関東大震災への義援金募金にご協力ください。
ジョゼと虎と魚たち
田辺聖子さん原作のこの作品
キャスト 妻夫木 聡さん、池脇 千鶴さん ほか
昨日は休日
まったりと映画鑑賞しました。
この作品は、普通の大学生と足が不自由な女の子のラブストーリーです。
が、福祉の観点からすると、賛否両論いろいろな見方があるかもしれません。
妻夫木さんのファンで、たまたま見つけた作品でしたが、感動と疑問と奮起と・・・自分にとって様々な思いを確認できた作品でした
ストーリーは
足が不自由なジョゼ(池脇)=くみこと、偶然助けてもらった大学生の恒夫(妻夫木)とのラブストーリーですが、ジョゼの環境や、身内、社会問題に次々と関わっていく恒夫が、彼女の支えになっていく・・・このまま行けばハッピーエンドのはずが、生まれながらの障害ゆえ、どこかさめているジョゼと、踏み切れず逃げ出してしまう恒夫の心情を、キャストの表情や、情景の捉え方で上手に表現しているすばらしい作品だと思います。。(注:ちょっとエッチな場面もありますが・・・)
家の中では自分のことは何でも出来る。炊事も掃除もすべて・・・家の中だけの生活
台所の椅子からダイブして床におり、いざって移動する姿
祖母がもらってくる古本。本の中の常識だけがジョゼの世界となっている
車椅子がなく、高齢の祖母に明け方乳母車を押してもらって行く散歩
偶然助けてもらった大学生の恒夫が、福祉の支援等を伝え、少しずつ生活の質も上がっていく中の祖母の死。
一人で途方に暮れているジョゼを放っておけず、一緒に暮らしはじめるが・・・
場面場面で、祖母が口にする言葉や、近所とのつきあい方、生きていくための方法など、考えさせられる場面がたくさんあり、胸が締め付けられる思いがした。
ラストの恒夫が泣き崩れるシーン
ジョゼが一人魚を焼いているシーン
電動車椅子で街を闊歩するジョゼ
何度見ても同じ場面で感動です。
生きていくために必要なこと
再度考えてみたいと思います。