ASアワード2010
ASSC設立5周年記念パーティー
ASSCの5年間の歴史が映像で流れていました・・・スタッフOさんの解説です
右から、ゲストの岡本依子選手(テコンドーメダリスト)、新田佳浩選手(クロスカントリー)、スレッジホッケーチームの円尾選手と監督
こんなにたくさんの方が集まっておられましたよ。
午前中の第1部では、水泳の河合純一選手の基調講演があり、かぶりつきでお話を聞かせていただきました。
ユーモアたっぷり、お隣の方と大声で笑ったりしてしまいましたが、本当に素晴らしい方です。
「停電になったとき、一番速く逃げられるのはだれ??」
状況や環境で皆障害者になるということ。
「視覚障害者が時間をどうやって知るのか」という質問の回答に
【腹時計】と出ましたが、それは正確ではなく、携帯や機器が充実してきたと言うこと
「色を読み上げる機械で、メダルがわかる。自分の腹に当てると「黒」という」
などなど。
便利なものがたくさん出てきたが、一番正確なものは「人に聞く」ということ。
これもコミュニケーションの一つであり、障がいを知ってもらう、理解してもらうためには必要なことです。
(写真がないのが残念ですが・・・)
そして、どうやって今までがんばって来られたかというお話では
「かっこいいから小学校の時は、プロ野球選手になりたかった」
「視覚に障がいを持ってから、女の子にもてたいために一生懸命点字を覚えた」
「学校の給食が食べたいので、学校の先生になりたいと思った」
夢や希望を持ち、それに向かって自分はどうしたいか、どうするのか考えることが大切
そして動機が不純でも、その夢は楽しく続けられる元気や勇気をもたらしてくれるのだと。
夢を持つこと、追いかけることは、生きていく上でとても大切なことだとおっしゃっていました。
アワードでは・・・
個人賞の新田選手は、人柄がそのままにじみ出ているような話し方、表情がとても素敵でした。
紹介の際に流れた「バンクーバーパラリンピック」の表彰式の模様は、何度見ても感動します。
団体賞のアイススレッジホッケーチーム
中北監督のチームエピソードや、力強いこれからの意気込みをうかがい、(そして、ソチパラも続投してくださると言うことも、)チームの夢はまだまだ続き、こんごの活躍を期待したいと思います。
メダルを取って終わりではなく、「いまから ここから」、真の戦いが始まったところです。
障がい関係なく、同じアスリートなのだと実感しました。
2部の5周年記念パーティーは、1部に続きNHKの永井伸一アナウンサーの楽しい司会で、協賛企業の方の紹介や活動への想いなどをお聞きすることが出来、本当にたくさんの方の支えがあってこその活動の重みを感じることが出来ました。自分自身これからはじめようとしている活動の参考になりました。
そして、ゲストのテコンドーメダリスト 岡本依子選手からの花束贈呈や、1部の受賞者、講演の河合純一選手もそろって壇上に上がり、華やかな中にも力強い、これからの本当のアダプテッドスポーツのあり方をかいま見ることが出来ました。
障害者スポーツは特別なものではない。
アスリートも、スポーツも。
素晴らしいイベントに参加できたことに感謝です。
そして理事長はじめ、素晴らしいASSCのスタッフのみなさんに感謝です。
本当にありがとうございました。