先日、おいしそうな真鯖を買って帰り義父に見せると、近所の親戚のおばちゃんに〝しめ鯖〟を作ってもらおうと持って行きました。

すると、夕方おばちゃんが持ってきたものは、〝しめ鯖〟はもちろんですが、ピーマン(こちらでは〝こしょう〟といいます)の煮染め、それと、たくあんを塩出ししてから甘辛く炊いた煮染めとを、鍋一杯に持ってきてくれました。

ちょうど夕飯時だったので、ありがたく、おいしくいただきました。

その気持ち大切にしたいですね。

一人暮らしのおばちゃんにとって、鍋一杯に料理するのは久しぶりでもあり、義父と話が出来、とても楽しそうでした。

「小さな親切、大きなお世話」といいますが、この大きなお世話をやく人がずいぶん減ってきているようです。


世話とは、面倒を見ること 尽力すること、間に立って斡旋すること。取り持つこと

親切とは、相手の身になって、その人のために何かをすること。思いやりをもって人のためにつくすこと。また、そのさま(深切)心の底からすること。                          (国語辞書より)


近所に住んでいても顔を知らなかったり、挨拶もしなかったり、お世話をやくなんてとんでもないことかもしれません。でも、一人、また一人と、独居老人のご近所さんが増えていく中、大きなお世話が必要なのではないかと思うようになってきました。

先日も自宅葬のお手伝いに行き、近所のおばちゃんたちに自己紹介をし覚えてもらいました。そこに行かなければ、「誰???」と、不審がられていたことでしょう。

出て行くことで自分を知ってもらう。

大切なことですよね。

地域振興、大賛成です。

大きなお世話、大賛成です。




もっと出歩きませんか。

近所を、地域を。