スタッフのつぶやき
昨年の東日本大震災から一年、
あらためて、お亡くなりになられた方々、及びご遺族に深く哀悼の意を表するとともに、
被災されたすべての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
引き続き、復興支援として私たちができることを全力で取り組んでまいります。
スタッフKです。
あれから一年後の今日14時46分、私は、
ピアノを弾き、おじいちゃん・おばあちゃんたちと歌をうたっていました。
今日は、5年前に私が認知症対応型グループホームで働いていた時の同僚から
久しぶりに電話がかかってきて、
「もし用事がないのなら、グループホームに遊びに来ない?」とお誘いを受けました。
すぐに家族でお邪魔させて頂き、私が勤めていた頃にもいらっしゃったおじいちゃん・おばあちゃんや、
(あえて、親しみをこめて「おじいちゃん・おばあちゃんと言わせて頂きます)
初めましてのおじいちゃん・おばあちゃん、そして同僚と話をしているうち、
「そういえば!久しぶりにピアノ弾いて~!」と言われました。
今は誰も弾くスタッフがおらず、時々音楽療法の先生が弾くだけになっているとのこと。
私も久しぶりに弾くのでとっても緊張しましたが、弾かせて頂きました。
「春の小川」「さくらさくら」「ふるさと」「おぼろ月夜」・・・・
5年前、みなさんとよく歌っていたな~と思いながら弾いていると、
足で拍子をとってくださる人がいたり、歌い始める方がいたり、
わざわざピアノのまわりに集まってくださったり。
BGMにでもなればという気持ちで弾き始めたのが、
ちょっとした演奏会、そして、みんなでの合唱になっていました。
大震災が起こったその時間、あらたまって黙祷をしたわけではありませんが、
これが私たちにとって、東北の皆さんへの祈りになって届いて欲しいという思いでした。
チャリティイベントの実行に携わったり、個人で寄付をしたり、
この一年間は色々な形で震災のことを考えて行動してきましたが、
自分の中では人と人とのつながりについて以前より深く考えるようになった気がします。
自分を支えてくれている人に感謝する。
「ありがとう」をもっともっと素直に言えるように。
そして、人の役に立てるように、がんばっていきたいと思います。