最近、5歳の愛犬アイルとの散歩が楽しくて仕方がない。
そう感じるようになったのは、毎日散歩できることが当たり前じゃなくなった経験をしたから……。
アイルが「リンパ腫」と診断されたのが5月7日。
突然告げられた深刻な病名。つまり、ガン。
病気と向き合い受け入れる時間も不十分なまま、診断の翌日から抗がん剤治療がはじまりました。
治療当初は、食欲はあるものの活動量が低下し「散歩へ連れ出しても歩けず…」といった状態。
元気がありません。
そんな日がしばらく続いたので「もう、以前のように散歩はできないのかな」と、ぼくは思いはじめていました。
しかし治療を続けていくうち、アイルは元気を取り戻していきます。散歩で歩ける距離が少しずつ伸びてきました。
はじめは50メートルで折り返し、次は100メートル、といった感じで。
そして今週、2か月ぶりにアイルお気に入りの公園まで散歩できました!
軽快な足取りで、アイルがみずから目指した公園までの道のりは「850メートル」。
自己ベスト更新です。
思い出がいっぱいある公園へ、まっすぐに歩き進む姿から感じられたのは、
「あの公園まで行く!」
という、アイルの強い意思。
週に一度の抗がん剤治療は、もうすぐ隔週に変わります。順調に進めば11月で終了の予定。
その後の再発を抑えるためには、免疫力の向上が不可欠です。そのためにできることを、たくさんやってあげたい。
当たり前のことが、当たり前じゃなくなったときに感じたのは「当たり前のありがたさ」。
今はアイルとの毎日の散歩を、これまで以上に楽しんでいます。
おしりフリフリ歩く姿も、道端をしつこくクンクンする仕草も、見ているだけでうれしくて、つい口元が緩みます(^^)
アイルは今日も元気!
毎日一緒に散歩できるって、ありがたい。