生暖かい風と一緒になってペダルを支え、坂道を下る。虚ろな目の焦点を無理矢理合わせながらガードレールとの距離を間違わぬよう気遣う。ときおりハッキリと、ときおりぼやけながら進むガードレールの模様を真顔で眺めながら、芯の方でクリアになっている思考を崩さぬよう気を配る。もともと車の通りも少ない道だと知っているので、妙に安心しきっている自分を認識してみる。ずいぶんと気持ちがよい。
今日はここしばらくで一番飲んだと思う。潰れこそしなかったものの、明日が休みでなければ自ら指を喉へと追いやっただろう。何のために集まったわけでもないがただ楽しむだけに安飲み屋へと4人で足を運んだ。よくある週末で、よくいる社会人だ。
(明日は何時に起きようか…)
必要なわけでもない予定を頭の中で組み立てながらアパートの前に自転車をとめる。
手に引っ掛かった鍵がすこしヒリヒリした。
今日はここしばらくで一番飲んだと思う。潰れこそしなかったものの、明日が休みでなければ自ら指を喉へと追いやっただろう。何のために集まったわけでもないがただ楽しむだけに安飲み屋へと4人で足を運んだ。よくある週末で、よくいる社会人だ。
(明日は何時に起きようか…)
必要なわけでもない予定を頭の中で組み立てながらアパートの前に自転車をとめる。
手に引っ掛かった鍵がすこしヒリヒリした。
