12月に入り、今年も残すは四週間。
外の仕事をするには、風が強かったので、店の厨房の業務用冷蔵庫二台を、年末大掃除には少し早いですが、綺麗に片付けをしました。
今日は通常聞くBGMをやめ、約十年ぶりにアドルフ・アダン作曲のバレエ音楽「ジゼル」を引っ張り出して、何度となく繰り返し聴いて掃除をしました。
と言うのも、来年三月には、「バレエ・ジゼル」を見に行く予定があるからなのです。
最初のジゼルとの出会いが32年前。
鹿児島の白鳥バレエ団・白鳥見なみ先生のジゼルでした。
第一幕
先生が、秀でたプリマと言うだけではなく、プリマがジゼルに乗り移ったのか、ジゼルの魂がプリマに乗り移ってしまったのか、舞台照明をしていた私は、自分自身がアルブレヒトになってしまっている錯覚さえ感じていました。
当時、先生は三十代にもかかわらず、ジゼルの先生は、十七・十八歳の娘さんにしか見えないのですから。
第二幕
正しく洗練されたバレエ技法の表現に圧倒されていました。
哀愁と幻想に満ち溢れ、さらには、死より強いジゼルの愛、見なみ先生の愛のバレエの源を見せつけられ、涙が溢れ止まりませんでした。
ジゼルの音楽を聴きながら、掃除はしているものの、頭の中はバレエの情景が進んでいました。
32年前なのにまだまだ覚えています。
それほど感動させられていたのですね。
来年三月には、再びその当時と同じ、いやそれ以上の感動が受けられるのです。
なぜなら、当時三歳だった見なみ先生のお嬢さんが、プリマとしてジゼルを演じていただけるからなのです。
親子二代に渡っての、ジゼルの観賞が出来るのは、幸せなことです。
待ち遠しさでいっぱいです。





