8日目 10月21日
第四ステージ
85.8キロ
43キロ行って同じコースを逆走するコース
序盤に3級、3級、1級の登りがあり、後半逆に1級、3級、3級がある。
逃げきりが濃厚な感じなので、最初から逃げを作るような動きをしながら、逃げ切りを目指す。
1回目の3級の後のカテゴリーがない登りで6名ほどの逃げにのる。かなりキツくデッドラインギリギリ。無理やり踏んでる感じ。
2回目の3級を2番目に通過しその後1級の登りに入る。後ろから10名ほどが追いついてきて、アタック合戦になるが、ここに残っているメンバーはかなり登りに強い選手なので、ハイペースで1級を超える。そのあと下り区間で更なるアタック合戦に。。。。
5名ほどが抜け出して、10名ほどの自分の集団が追う感じ。しかし道を誘導するバイクが間違えたせいで引き返してさらに差が開いてしまう。それもあって後ろから10名ほどが合流。イタリアチームが全開で引いて、1級山岳を越えて、なんとか3級に入る前に追いつく。
ここからが本当の勝負。
登坂力と体力の勝負に
アタックして、追走して、を繰り返しながら人数は絞れていく。
しかし3級の登りの後の下り区間でチェーンが内側に外れてしまう。直すのにてまがかかり、トップ集団から遅れてしまう。なんとか最後の3級で追いつく事に成功するがかなりの消耗ぐらいになかなかうまく動く事ができなかった。登り区間で集団から3名が抜け出している状態。
最後の10キロほどの下り区間で見えているにもかかわらず全開で追走したが、追いつけなかった。
追走集団でスプリントして9位でゴール。
総合は15位にあがった。
この日は勝てるだけの脚はあったと思う。
しかしキツさが先行して一瞬の気の緩みが勝敗を分けてしまった。
出場選手はかなり踏めている選手だらけ。自分が経験したuciレースと引きを取らないレースのレベルである。
9日目 10月22日
第5ステージ
95.8キロ
10キロ地点に3級、その後60キロ地点に3級、81キロ地点に3級そしてゴールに向けて超級山岳の8キロほど登るコース。
海沿いを走るコースで風が強い、横風ではなく向かい風。逃げにトライするが成功させる事ができなかった。9名ほどの逃げができる。メイン集団ではリーダーチームがコントロールするが次から次へと登りのたびにアタック合戦に。何人かの追走にアチがのって、アチョンには自分の後ろにいるように指示していたおかげで自分が乗った追走に入ってくれた。タヒチ2名アジア2名シェル1名ACTB1名が前を追う。それを知ったタヒチ1名とアチョンが前の追走から降りてきてくれた。
そこからタヒチ2名とアチとアチョンが牽引してくれたおかげで前の集団に追いつける事に成功した。
レース後アチと話をしたら自分が後ろから追ってきた情報を聞いて降りてきたらしい。その判断力とその後の牽引などのアシストは見事な行動力だと思った。
アチョンもしっかり自分ののった追走に入ってくれて、その後力強い走りをしてくれた。
まだまだ若い20歳と19歳の選手だが、しっかりとアシストをしてくれた事に感動と責任感を感じた。
前は2つに分裂していて、さらに前のグループが存在した。そこから10キロほどダート区間の登りへ入っていく。勾配がキツいのと、路面がダートなのもあってなかなかペースを上げる事ができないが、8キロの登坂区間に入るとACTBと2名で前を追う事に。
この選手は2017年のニューカレドニアの覇者で普段はフランスのナントのdn1に所属する選手。
かなりのハイペースで登るが今日も逃げ切られてしまった。
頂上ゴールはこの後のステージにはないが、まだ山岳ステージが続くので優勝を第一目標にして、総合も上位を狙います。
クソ暑いし、きつすぎてやばかった
自転車はドロドロ?洗車が大変。。。
1時間山頂で待たされてみんなで下山。こんなところを登ってきたのかと。。レースの最中は集中してるので分からないことが多いが、凄まじいコースだった。
10日目
第6ステージ 10月23日
a 16キロ ITT 午前
平坦なコースで8キロ行って8キロ帰ってくるコース
個人TTが得意ではない自分はなるべくトップから遅れずにゴールする事。
最初の8キロは追い風で帰りは向かい風
トップから3分30秒遅れでゴール
上位はTTバイクなどを使っているので機材面で負けていることは仕方ないが、自分の非力さに落胆してしまった。
b 80キロ ロードレース 午後
前半に4級の登りがある以外は平坦なコース。
海沿いを走るので横風区間が続く、集団が分裂した時に、前に入れるように前々で走ることを心がけた。
逃げが少人数なのとリーダーチームがコントロールし始めたので、今日は集団待機をして次のステージに備えることに。
マレーシア人のアチは去年までマレーシアのコンチネンタルチームに所属していたので、位置どりがなかなか上手い。
最後は逃げが捕まえり、一人飛び出している状態。
アチにスプリントにチャレンジする様に伝えて、集団の3番手でゴール。4位だった。
zコーナーを抜けて下り基調のゴールだったので、かなりテクニカルなコースだった。
マレーシア2人がうまく連携できていたと思った。
11日目 10月24日
第7ステージ
42キロのクリテリウムレース。
コースは勾配が10%と7%と10%の3つの登りを含む、約3.5キロのコースを12周する
かなりきついコースで休めるところがないコース、フランスのレースもこのようなコースがあってかなり危険。しかもステージレースなので遅れたら終わり。。。。😱
こういうレースは前々でレースを展開して行った方が良い。スタートと同時にアタックが続く、かなり警戒していて前でチェックしながら序盤は進んでいく。アタックもあるが逃げができるというよりも脚の削り合い状態。
10%の登りで毎周回アタックがかかる状態で、どんどん人数は削られていく。自分も半分もいかない時点で脚はかなりきていて、何キロかメーターを見た時に驚愕してしまった😰その時は17.8キロ、、、、
かなり強力な3名の逃げができる。
後ろは追いつきたいのでさらにアタック合戦で抜け出そうとしている。しかし逃げとの差開いていき、4位争いの集団になってしまう。
前3名、後15名。
最後の1周の登りで自分を含む6人ほどが生き残りラスト1キロを過ぎるが、牽制が入り後ろにラスト500mで追いつかれて集団でスプリント。
13位でゴールした。
改めて気持ちの強さで生き残れるかが分かれてたと思う。一瞬気を抜いていれば自分も千切れていただろう。
1時間のレースだったが、きつ過ぎた。
12日目 10月25日
第8ステージ
今回の最難関ステージ
10キロ地点から1級、2級、1級、1級、3級、3級がある登りのレース。
最初の登りからかなり激しくて、集団は分裂して、前の15人ほどに残って2級を越えた。
その後前のグループもかなり疲弊していて、牽制が入る。その時に5人ほどが集団から抜け出しに動く事ができなかった。
5人ほどの逃げが出来た後ペースが落ちて、メイン集団は登りで遅れたグループも戻ってきて大きな集団に。
先頭は総合4位を持つスイスのチームがコントロール。
手伝ってくれと頼まれて、島野を少しだけローテーションに入ってもらう。その事で前で次の1級に向けて備える事ができた。
前で1級の登りにはいれた事で少し脚を温存できた。
道が細く集団もかなり伸びている。
2回目の1級もかなりハードで、3回目の1級を超えた時点で集団は10人ほどに。1級の直後の下り区間でその集団が落車もあって分断してしまう。
そして急に現れたダートコース。10キロほどダートコースを走って、パンクをしない事を願いながら全開で下りの差を埋めていく。
周りはパンクをしたりする選手が多く、IRCのアスピーテproのパンク耐性で助けられた。
その後総合4位を含む4名で追走するが、先頭から3分差を埋める事ができずに9位でゴール。総合は14位に。
この差はラスト25キロの下りとダート区間でできた差。上位の選手達のレベルが高い上に、くだりのテクニックもずば抜けていた。
勝った選手は5名の逃げから1人だけ生き残ったイタリア人。FDJのコンチネンタルチームに所属しているu23の選手。イタリアの若い選手の強さが今大会目立っている。
13日目 10月26日
第9ステージ
100キロのステージ。
26キロ地点にスプリントポイント、40.キロ地点に1級の登り、60キロ地点に1級がある。
前日に晋一さんとも話し合って、自分が勝つには逃げに入って少人数で勝負するしかないと判断していた。
なので最終ステージ勝負するには、良くも悪くも逃げにトライするしかない。
逃げに入れなかったら、何もせずに今大会を終わってしまうのでかなり集中してスタートした。
スタートから仕掛けて7人の逃げをつくることに成功。
タイム差は最大4分まで開いて、逃げ切りが濃厚な感じでレースが進んでいく。かなりハイペースだった上にローテーションをまわらない選手が出てきていて、絞らないといけないと思っていた。最初の40キロ地点1級でアタックがかかってイタリア人1名フランス1名と自分で抜け出す。今日は脚的にこの3人の勝負になると考える。しかしまだ待つ事を選んで、下りで待つことに。
60キロ地点の2回目の登りでイタリア人がアタックしていく。一瞬追う事を考えたがまだ40キロあるのと横風区間が長いのを考えて、その後追う事を登りで残った一人のフランス人と話をして登りを越えましたが、イタリア人が思いのほか強くてなかなか40秒の差が縮めることが出来なかった。
ラスト15キロから後ろでアタック合戦になり、脚のあるフランス人がアタックしては自分が乗って他の選手はつきいちを2回ぐらい起こる。その時点でタイム差などを考えて2位争いに切り替えました。
一瞬の隙に先程のフランス人がアタックして行って、もう一人の同じ選手にブロックされて10秒ぐらいの差が出来てしまう。この差が最後まで縮めることがまた出来ずに、最後残った3名で3位争いのスプリントに。
バンクに入ってから2番手でスプリント開始したら前の選手に斜交されてインから一人がさして5位でゴールしました。
今回は展開的にも脚的にもかなり良い感じだったのですが、3回ほどの判断ミスと慎重になりすぎて考えすぎてしまって勝ちも表彰台も逃してしまった。
最後の最後まで悔しいレースをしてしまった。
作戦通りに逃げに入り、逃げ切って勝負するつもりがミスが重なり結果を出す事が出来なかった。
q36.5のワンワンソックスで気合いを入れた!笑
最後はこのバンクでゴール。
バンクを知っていたらもう少しうまく走れたかもしれない。
今大会は総合は13位で終えた。
TTの弱さが目立っていて、展開に乗り遅れるステージが多いレースをしてしまった。
登りの感触はかなり良く、シーズン後半に調子が良い事も確認できたので来シーズンに向けて一度休んでさらに上げていきたいと思う。
多くのサポート、応援ありがとうございました。