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放蕩生活24時

エジプトで社会人?生活を送る放蕩人の顛末記&現地情報

遅ればせながらあけましておめでとうございますm(_ _)m
さー何ヶ月ぶりの更新か忘れましたが、実は日本に帰ってきましたw

留学生活、いろいろあった気がするけど、日本に帰って豚を食いまくり、酒を飲みまくったらちょっと記憶が薄れてしまいましたorz

ブログも備忘録的につけようと思ってたのに結局6回くらいしか更新してないし(笑)
まぁもはやしょーがないね。忘れないように気をつけます。

でも体にはしっかりエジプトの習慣が身に付いている。
道路を車線渡りしようとしたり、自動でドアが開くことに異様に感動したり、常時トイレットペーパーを持ち歩いていたり、渋谷のキャッチを華麗にかわしたり。あーあと日本の野菜、高くて買えません。

しかも本当に浦島太郎状態で、日本のことがなにもわからない。
友人宅に転がり込んでお笑いとぱふゅーむの歌ばかり詳しくなってる今日この頃。

アラビア語もぼーっとしてたら忘れちゃうのでちゃんと勉強しないとなぁなんて行ってるうちは勉強しないんでしょうね。。。

まぁとにかく今は住所不定無職なので早く生活を安定させることが第一かな。

しばらく東京と名古屋を行ったり来たりしながら引きこもってるので、お暇な方は召還してください。


とりあえず今年の目標は身辺整理と自主自律。
オタクのリハビリもしないとねー

そうだ、留学終わったのでそろそろmixiに切り替えるかもしれません。気が向いたら。

更新が久しぶりすぎてブログのログインパスワードを忘れかけてました(笑)


さて、更新をさぼっている間には、

ラマダン初日に盛り上がった若者が家の目の前にあるヤシの木に火をつけて炎上したりとか、

ラマダン中にヨーロッパに亡命してここぞとばかりに普段食べられない生ハムやらソーセージやらをむさぼり食ったりとか、

4泊5日でカイロ・ルクソール・アブシンベル(東京・京都・沖縄観光に行くようなもんですね)観光したりとか、

学会の手伝いで幾度となくエジプト人とけんかしたりとか。


他にもいろいろあったけど、一番びっくりしたのは、3年前に会ったきりの人と2人もエジプトで再会したこと!!


一人目

大学3年の春にうちの教授の授業を受けにわざわざ九州から来たのに休講で、泣きそうな顔してたあの子と偶然休講情報をチェックし忘れて教室に来てしまった私が出会って、友達らとともに初対面なのに東京観光に誘ってから早3年。

なぜ我が家でのホームパーティーにいる!?


二人目

大学2年のとき、アラビア語初級の授業のクラスメイトだった大学4年の先輩。後期になって劇的にアラビア語学力があがっていて、なにごとか、と思ったのだけど。

なぜカイロの夏祭りで私が焼きそば屋をやっているときに焼きそばを買いに来る!?



ふたりとも一度も連絡を取らずじまいだったので、どこでなにをしているかも知らなかったのですが。

まさかこんなところにいるとは思ってもみなかったので、最初は気付かず初対面な会話をしていたけれど。


どっかで見たことある顔、どっかで聞いたこと名前。


ピンとくるまで約30分(遅)



「あー!もしかして!」


日本にいても全然会わなかったのに、まさかここで出会うとは。

まぁどちらもアラブ関連の授業だったからいる可能性もなくはないんだけど。

縁ってやっぱりあるんだなあと。


さすがにここで会ったが100年め。

生き別れの兄と弟として、これからもどっかでつながってることでしょう!



カイロは出会いの街。不思議な縁を手繰り寄せる。

最愛の家族、生涯の親友、最高の先生。

まさかの再会。



今私がここにいるのも、カイロに呼ばれたからなのかも

暑い暑い!カイロの夏は暑い!


にもかかわらず、この暑い中、日本から5人の知人がエジプト旅行に来てくださいました!


8月は休養もかねて1ヶ月間語学学校をお休みにし、2週間まるまる日本からのお客様を迎えることに全力をささげました。


この2週間で、ピラミッドに2回行き、シタデルに2回行き、ハンハリに2回行き。

砂漠に2泊3日、アレキサンドリアに2泊3日。


オーソドックスな観光ルートは網羅しつつ、自分がイイッと思ったところを案内。

2週間観光地を案内するのは意外と体力を消耗したけれど、行く人が違えば感性も違うもので、

自分の感性では得られない新しい視点を人から得ることができました。


この2週間はとにかく来る人みんなに、エジプトが面白い国だってことを伝えたくて、とにかく奔走しておりました。

でもイメージしていた旅程とは違う旅程になったり、途中で体調を崩したりして私自身もあわてたり落ち込んだり。

それでもなんだかんだでみんなそれぞれ自分の感覚でエジプトを楽しんでくれたんではと思っています。


とある人はカイロの廃墟っぷりに感動し、とある人は撮影スポットの多さに感動し(笑)、とある人はごはんのおいしさに感動し、とある人はショッピングを楽しみ、とある人はベリーダンスの目のやり場に困り、とある人は砂漠キャンプで全力疾走し、とある人は地中海の夕日を拝み。


エジプトという国、私は一筋縄ではいかない国であると思っています。とくにカイロは。

「砂漠とピラミッド」のイメージ以外のエジプトは、魑魅魍魎の住む世界でもあり、偉大なる1つの神が支配する世界でもある。

ゴミで埋め尽くされた掃き溜めの道を歩き、

嘘と罵声と果たされない約束に翻弄される。

スークには人があふれ、日々駆け引きと屠殺が行われる。

その隣にはすべてを遮断するモスク。中に入れば外の喧騒は失せ、静寂が世界を支配する。

かつての栄華の跡地では駱駝の糞尿と人のがめつさが一際目立つ。

そんな人間も、モスクの呼びかけひとつでその場にひざまづく神の服従者。


やはりこの国には混沌という名が一番ふさわしい。


今回の旅行でどれだけそれが伝わっただろうか。

これからも、この珍妙愉快奇妙奇天烈な国をいろんな人に知っていただけたらと思っています。

そのためにも今はいろんなことを蓄積しておこう。


残りの期間はあと半年。昨日までは半分旅行者だったけど今日からカイロ生活者に戻ります!

気づいたら自分24歳になっていました!

すでに24歳が始まってから10日過ぎてますが。。。


今年の誕生日は12年ぶりに海外で過ごすこととなりました。

まぁ誕生日なんてテキトーだった年もあったから特別期待してもいなかったんですが。



でも今年の誕生日は本当にすばらしい一日でした。

この日のことを忘れるのももったいないので備忘録。





7月13日
皆がなにやら気合を入れて準備してくれてたのはうすうす気づいていたんですが、当日は本当に軟禁状態で、
家に帰るなり、「部屋から出るな」「勉強でもしとけ」とかなりのけ者に(笑)
でもそういわれると外に出たくなるのが世の常で、用もないのに台所に行ったりしてうざがられる。

デザート用のブドウをツマミにしようとして、ついに台所から追い出され、
とりあえずおとなしくハーモニカでジブリ全曲吹いたけれど、まだまだお呼びがかからない。
苦し紛れにカリオストロまで導入して吹き終わったところでついにお呼びがかかる。


「おいで」

の一言で解放され、部屋から出ると、懐かしい日本の香りが鼻腔をくすぐる。

きれいに拭かれたテーブルには、色とりどりの皿にも盛られたエジプトとは思えないような食事が待ち受けていた。


青い皿には誰かが日本から輸入したソーメン。
赤い皿にはエジプトならではのモロヘイヤのおひたし。
水色の皿にはなすとえびとかきあげの天ぷら。
木の器には海老ダシスープ。海老の頭が温泉気分で器の縁から顔を出す。

あまりのご馳走によだれの前に涙が出そうになる。
と、ここでバースデーカードの贈呈。
本当に皆はツボをつかんでいる。
バースデーカードはうちのマンションの形に模られ、中から皆の写真が飛び出してきた。

ルームメイトだけでなく、私の世話になっている人たちからのコメントを、皆が集めてくれた。

可愛いデザインで彩られた写真とコメントはさすが。これぞ切り絵クラブのなせる業。

完全に陥落。泣き顔をカメラに収められてしまった。

本当に、24歳にもなって、こんな誕生日を迎えるとは思ってもいませんでした(●´ω`●)ゞ


放蕩症候群


ちなみに食後は青や緑のガラス皿に盛られた色とりどりのゼリーをいただきました。


とにもかくにも、私って本当に幸せ者らしい(笑)



日本の皆様も、私のことはとうに忘れたものかと思いきや、アフリカ大陸にまでメールをくれて、本当にうれしかったです。



ありがとう


もう24だけど、考えてみればまだまだ赤ん坊みたいなもんである。

まだまだ泣いたりわめいたりするだろうけど、それはそれで、私です。


留学生活もちょうど折り返し地点。これからもがんばんますアップ

相変わらずの不定期更新ですが、もはやそういうものなのでしょうがない。



さて、先週はエジプトにオバマ大統領がやってきました飛行機

うちから5分足らずの距離にあるカイロ大学にてムバラク大統領と会談アンド演説。


カイロ全域に交通規制がひかれ、会社や学校は全部休みになるというエジプトの気合の入り方に感服( ̄* ̄ )


まぁここでなんかあった日には全世界からエジプトが恨まれることだろうから、何事もなく終わって何より。


議題は中東の平和構築について。

いままで散々アメリカの大統領がさんざん述べてきた議題ですが、オバマ大統領の中東平和に対する考え方はきわめて常識的なものでした。


・パレスチナの独立とイスラエル・パレスチナの二国共存

・イラク戦争の正当性に対する疑問の声の受け入れ

などなど。



当たり前で、特別なことはなにも言っていないのだけど、そんな当たり前のことを言ってくれる大統領が今必要であると、改めて思った。

前大統領がアレだったこともあるけど、エジプトでも絶大な人気を誇るオバマ大統領にはぜひともがんばってもらいたいもんです。