DREAM8は名古屋開催だったということもあり、PPVにて観戦しました。
前回のDREAM7がイマイチ盛り上がりに欠けた大会であったということもあり、それと比較すると非常に興味深く観戦できた大会でした。大会のハイライトとしては、どうしてもメインの桜井マッハ選手VS青木真也選手の試合に集約されてしまうのかもしれませんが、その他の試合も見所の多い大会でした。
興行の火付け役として、ほぼ第一試合目で組まれることが多いミノワマン選手と、勝利から遠ざかっている柴田勝頼選手の試合は、最後に柴田選手がジャーマンスープレックスというプロレスラーを象徴するような技を魅せ、約2年振りの勝利を収めました。
第二試合目のアンドリュース・ナカハラ選手VS大山峻護選手はナカハラ選手がポテンシャルの高さを見せ付けました。ノーモーションで放たれる蹴り技は、今後試合をする相手の脅威となりそうです。今回の試合はグラウンドに持ち込もうとカニバサミを仕掛けた大山選手が頭部からマットに落ち、半ば大山選手の自爆的に勝負がついてしまった部分がありますが、ナカハラ選手にはまだまだ伸びシロがあると思われ、今後の成長が非常に楽しみな選手です。
第三試合の永田克彦選手VSビトー・“シャオリン”・ヒベイロ選手の試合はシャオリン選手がブランクを感じさせない、完璧なグラウンドスキルを見せ付けました。最後はシャオリン選手がグラウンドで放った膝蹴りが、永田選手の眉の部分を深く切り裂きシャオリン選手がTKO勝ちを収めました。
第四試合の福田力選手VSムリーロ・ニンジャ選手は福田選手が大金星を収めました。福田選手は試合終盤でスタミナ切れを起こすも、最後にパンチのラッシュを仕掛ける底力を見せ、それが功を奏したのか福田選手が判定勝ちを収めました。直前でのオファーであったにも関わらず、強豪相手に勝利を収めた福田選手は見事でした。一方のニンジャ選手にはPRIDE参戦時に見せたような勢いは感じませんでした。DREAMでは元シュートボクセ勢が得意とする“踏みつけ”が禁止されていますが、それだけが原因ではなさそうです。ニンジャ選手は元同僚のシウバ選手やショーグン選手と比較すると戦績は良くありませんし、特にTOP選手にはあまり勝利を挙げられていない選手ですが、実力のある選手です。ニンジャ選手が衰えてしまったのか、それとも福田選手がそれだけ強かったということでしょうか。
第五試合はセルゲイ・ハリトーノフ選手VSジェフ・モンソン選手。モンソン選手が戦前の予想を覆し、あっさりとノースサウスチョークでハリトーノフ選手からタップを奪いました。ハリトーノフ選手は良いところなく、関節技による初の一本負けを喫しました。ハリトーノフ選手は選手生命に関わる怪我を肩に負っていたようで、それも影響しているのでしょうか。明らかにベストコンディションとは言いがたい体でした。PRIDE時代にヒョードル選手やノゲイラ選手、ミルコ選手らとヘビー級TOP選手として凌ぎを削っていた頃を思うと寂しい限りです。
第六試合は所選手VSDJ taiki選手。黒星が続いている所選手にとっては負の連鎖を断ち切りたい試合でしたが、変に気負うものがあってか、所選手には普段のようなアグレッシブさが見られませんでした。結局終始DJ taiki選手のペースで試合が進み、所選手は持ち味を発揮できないまま敗れてしまいました。所選手はそういう性格なのか、あまり知名度の低い選手と試合をしても良い結果は残せていない傾向にあります。
逆にビッグネームとの試合では名勝負を産み出す傾向にあります。今、DREAMにおいて所選手のテーマとなっている“Road to 山本KID”のようなものは、所選手の性格的に気負ってしまうものがあるのか、あまり向いていないのかもしれません。いきなり山本KID選手との試合を組めば、勝てはしなくとも、名勝負が産まれるような気もします。
前回のDREAM7がイマイチ盛り上がりに欠けた大会であったということもあり、それと比較すると非常に興味深く観戦できた大会でした。大会のハイライトとしては、どうしてもメインの桜井マッハ選手VS青木真也選手の試合に集約されてしまうのかもしれませんが、その他の試合も見所の多い大会でした。
興行の火付け役として、ほぼ第一試合目で組まれることが多いミノワマン選手と、勝利から遠ざかっている柴田勝頼選手の試合は、最後に柴田選手がジャーマンスープレックスというプロレスラーを象徴するような技を魅せ、約2年振りの勝利を収めました。
第二試合目のアンドリュース・ナカハラ選手VS大山峻護選手はナカハラ選手がポテンシャルの高さを見せ付けました。ノーモーションで放たれる蹴り技は、今後試合をする相手の脅威となりそうです。今回の試合はグラウンドに持ち込もうとカニバサミを仕掛けた大山選手が頭部からマットに落ち、半ば大山選手の自爆的に勝負がついてしまった部分がありますが、ナカハラ選手にはまだまだ伸びシロがあると思われ、今後の成長が非常に楽しみな選手です。
第三試合の永田克彦選手VSビトー・“シャオリン”・ヒベイロ選手の試合はシャオリン選手がブランクを感じさせない、完璧なグラウンドスキルを見せ付けました。最後はシャオリン選手がグラウンドで放った膝蹴りが、永田選手の眉の部分を深く切り裂きシャオリン選手がTKO勝ちを収めました。
第四試合の福田力選手VSムリーロ・ニンジャ選手は福田選手が大金星を収めました。福田選手は試合終盤でスタミナ切れを起こすも、最後にパンチのラッシュを仕掛ける底力を見せ、それが功を奏したのか福田選手が判定勝ちを収めました。直前でのオファーであったにも関わらず、強豪相手に勝利を収めた福田選手は見事でした。一方のニンジャ選手にはPRIDE参戦時に見せたような勢いは感じませんでした。DREAMでは元シュートボクセ勢が得意とする“踏みつけ”が禁止されていますが、それだけが原因ではなさそうです。ニンジャ選手は元同僚のシウバ選手やショーグン選手と比較すると戦績は良くありませんし、特にTOP選手にはあまり勝利を挙げられていない選手ですが、実力のある選手です。ニンジャ選手が衰えてしまったのか、それとも福田選手がそれだけ強かったということでしょうか。
第五試合はセルゲイ・ハリトーノフ選手VSジェフ・モンソン選手。モンソン選手が戦前の予想を覆し、あっさりとノースサウスチョークでハリトーノフ選手からタップを奪いました。ハリトーノフ選手は良いところなく、関節技による初の一本負けを喫しました。ハリトーノフ選手は選手生命に関わる怪我を肩に負っていたようで、それも影響しているのでしょうか。明らかにベストコンディションとは言いがたい体でした。PRIDE時代にヒョードル選手やノゲイラ選手、ミルコ選手らとヘビー級TOP選手として凌ぎを削っていた頃を思うと寂しい限りです。
第六試合は所選手VSDJ taiki選手。黒星が続いている所選手にとっては負の連鎖を断ち切りたい試合でしたが、変に気負うものがあってか、所選手には普段のようなアグレッシブさが見られませんでした。結局終始DJ taiki選手のペースで試合が進み、所選手は持ち味を発揮できないまま敗れてしまいました。所選手はそういう性格なのか、あまり知名度の低い選手と試合をしても良い結果は残せていない傾向にあります。
逆にビッグネームとの試合では名勝負を産み出す傾向にあります。今、DREAMにおいて所選手のテーマとなっている“Road to 山本KID”のようなものは、所選手の性格的に気負ってしまうものがあるのか、あまり向いていないのかもしれません。いきなり山本KID選手との試合を組めば、勝てはしなくとも、名勝負が産まれるような気もします。