ブラジル人ファイターの情報を中心に届けている、TATAMEにアンデウソン・シウバ選手のインタビューが掲載されていました。http://www.tatame.com/2008/09/13/Anderson--Gracies-time-is-past

主にUFC88で行われた、ホジマール・トキーニョ選手VSダン・ヘンダーソン選手の試合について語られていました。

~私はその試合を観ていないのですが、皆ヘンダーソン選手が優位に試合を進めていたと言っていました。私の予想していた通りです。トキーニョ選手はまだ若く、これからやらなくてはならないことが山ほどあるので良い経験になったと思います。~

アンデウソン選手は、トキーニョ選手のような寝技一辺倒のファイトスタイルにはやや批判的なようです。

~人々はMMAに関して誤解している部分があります。MMAは全てにおいてトレーニングしなくてはならないのです。グレイシー全盛の時代は柔術が最も重要とされていました。しかし、グレイシーの時代は終わっているのです。今の選手は皆グラウンド戦の避け方や、足関節の防ぎ方を知っています。~


一方でアンデウソン選手はノゲイラを超える逸材と言われているトキーニョ選手のポテンシャルは認めているようです。

~彼はヘンダーソン選手の足関節を取って一本勝ちを収めることも出来たと思います。しかし、それは簡単なことではありません。ヘンダーソン選手は偉大なファイターで、トキーニョ選手は彼と試合をするには少し経験が足りなかったのかもしれません。~


アンデウソン選手が指摘するように、トキーニョ選手の課題はスタンドからどのように自身の領域であるグラウンドに相手を持ち込めるかというところだと思います。ヘンダーソン選手のようにグラウンド回避力が高く、スタンドでも強い選手が相手となると中々グラウンドへは持ち込めません。トキーニョ選手の寝技の実力やパワーは申し分ないので、相手をグラウンドに持ち込む術のバリエーションをいくつか身につければ、アウデウソン選手にとっても脅威の存在となりそうです。

アンデウソン選手はUFCミドル級にて絶対王者の座を不動のものとし、パウンド・フォー・パウンドの呼び声も高い選手です。下記動画は今となっては中々見られないアンデウソン選手の負ける姿です。PRIDEの大晦日興行の映像です。当時はアウデウソン選手が負けたこと自体はあまり話題になりませんでしたが、その決着の仕方が驚きを呼びました。

ジョシュ・バーネット選手も大絶賛していたようです。