8月上旬にDREAM6ミドル級グランプリのカードが発表され、追加カードの発表はお盆明けとされていました。しかし、お盆が明けてもDREAMからは何の音沙汰もありませんでした。そして昨日ようやく追加カードの発表がありました。


新たに追加されたのは、ご存知の方も多いと思いますが下記の3試合です。

・ミルコ選手VSアリスター選手

・ハリトーノフ選手VSモー選手

・ドンシク選手VSナカハラ選手(ミドル級リザーブマッチ)


ミルコ選手VSアリスター選手に関しては、やっと公式に発表されたという安堵感があります。この対戦に関しては両者の口から既に公言されていて、且つ両者共に対戦に向けてのトレーニングをしているので流石に実現するとは思っていました。後は当日までに両者共に怪我をせずに、ベストなコンディションで試合に望めれば良いと思います。DREAM5のように、直前になって怪我による欠場といった事態に決してならないことを祈ります。このカードがおそらくDREAM6のセミメインのカードになると思います。

ハリトーノフ選手VSモー選手は現段階でDREAMが組めるカードとしては、良いカードだと思います。ハリトーノフ選手はDREAM初戦なので、咬ませ犬としてアリスターにDREAM4で負けたイ・テヒョン選手との対戦が組まれるのではないかと思っていました。
モー選手はローキックに対して弱さを見せますが、ハリトーノフ選手はローキックを打ってくるタイプではないのでスタンドでは五分五分の勝負が展開されることになると思います。グラウンドになってしまえば、当然ハリトーノフ選手が圧倒的に有利です。腰の重そうなモー選手を、ハリトーノフ選手がどのようにテイクダウンするかがネックとなりそうです。
ハリトーノフ選手は、この対戦についてのインタビューで、“この試合に勝ち、世界最強と浮かれている男を倒す。”と発言しています。男とはもちろんヒョードル選手のことをさしています。ハリトーノフ選手の発言が、誇張されて訳されているのか、そのまま訳されているのかは定かではありません。そのまま訳されていると仮定すると、ハリトーノフ選手のヒョードル選手と試合がしたいという理由には、純粋に試合がしたいということの他に個人的な感情が絡んでいるようです。ヒョードル選手はRTT(ロシアン・トップ・チーム)を離脱する際に、金銭問題で揉めたというのが理由とされています。RTTのヴォルグ・ハン氏はヒョードル選手のことをあまり良く思っていないようですが、ハリトーノフ選手も同様の感情ということでしょうか。

DREAMミドル級GPリザーブマッチに決定したドンシク選手VSナカハラ選手に関しては、“何故!?”という声が多く挙がっているようです。桜庭選手と金選手が怪我で出場出来ないと仮定すると、ドンシク選手VSメイヘム選手が妥当なのではないかという意見もあります。確かにメイヘム選手は、日本でも人気が出てきているのと、オフィシャルサイトのDREAM6告知画像にも載っていたので、リザーブマッチに出場するものだと思っていました。昨日の記事に対していただいた、ペロ様のコメント によると、メイヘム選手は怪我をしてしまったようです。これが、今回リザーブマッチに、ドンシク選手VSナカハラ選手が組まれた最大の理由かもしれません。ナカハラ選手は、DREAM2の桜庭選手との試合でその身体能力の高さを見せました。しかし、やはりグラウンドに持ち込まれてしまうと何も出来ないと思うので、ドンシク選手が寝技に持ち込んだ時点ですぐに勝負は着いてしまうような気がします。


気になる秋山選手の対戦相手はまだ発表されていません。噂されている通りミノワマンになるのでしょうか。ミノワマンが参戦するとなると、秋山選手との対戦以外でファンの関心を集めるのは難しいと思います。プロレスラー対決として仮に第一試合で柴田選手とのカードが組まれれば、そこそこ話題性はあるかもしれません。しかし、そうなると秋山選手の対戦相手となる選手が見当たらないのが現状です。田村選手が秋山選手との対戦を受けてくれれば良いのですが、田村選手が対戦を受けるとは思えません。現時点での訴求効果を考えると、秋山選手の対戦相手は噂通りミノワマンになりそうな気がします。