UFCではPRIDE出身のファイターが、デビュー戦にて苦杯を飲まされる結果が続いていましたが、アフリクションでは見事PRIDE出身のファイターが面子を保った結果となったようですね。

ヒョードル選手、ジョシュ選手、ノゲイラ選手(弟)の3人すべてが一本、もしくはKO勝ちを収めています。

この3人の試合を含め、アルロフスキー選手やベイフォート選手も勝利を収め、特に番狂わせはなく、下馬評通りの試合結果となった大会でした。

ノゲイラ選手は寝技ではなく、首相撲からの膝を皮切りに、最後はパンチで殴り倒してのKO勝ちと言う珍しい場面が見られました。対戦相手のエドウィン選手との実力差が顕著に見られる試合でした。



ジョシュ選手は見事リベンジに成功しました。自身初のスタンドでのKO負けを喫したヒーゾ選手に、これも自身初となるスタンドでのパンチで見事KO勝ちを収めました。寝技で勝負すると思っていたのですが、ストライカー相手に、右ストレートからの左フックでKO勝ちを収めました。ジョシュ選手は打撃のスキルと、パンチのスピードに磨きが掛かった印象を受けました。



最後にヒョードル選手。圧倒的な実力差を見せ付けてシルビア選手に試合開始僅か36秒で勝利を収めました。




回転の早いパンチを当てて、シルビアがダウンしたところをパウンドで追い詰め、あっさりバックを取ってのチョークスリーパーで一本勝ち。
相手になっていないと言っていいほどの試合内容でした。ヒョードル選手は改めてその強さを見せ付けましたね。

ヒョードル選手は、試合終了後にクートゥア選手との対戦を希望しました。しかし、今のヒョードル選手の強さを見ると、クートゥア選手と試合をしても1R以内に一本及びKOで勝利してしまいそうな気がします。

ヒョードル選手はアフリクションで10月にも試合を行うようですが、相手はジョシュ選手かアルロフスキー選手になるようですね。今回両者共に勝利しているので、対戦が現実味を帯びてきました。アメリカでの知名度に勝るアルロフスキー選手との試合が組まれるのではないかという声も上がっています。ジョシュ選手とヒョードル選手の対戦はPRIDEの時から熱望されているカードでした。個人的にはここですぐにジョシュ選手VSヒョードル選手を組んでしまっては、先の楽しみがなくなってしまうので、10月の試合はヒョードル選手VSアルロフスキー選手でも良いと思っています。

ヒョードル選手がいずれの選手とやるにしても楽しみな対戦となりそうです。対戦選手が今日のヒョードル選手の試合を観て、どのような対策を取ってくるかにも注目したいです。