先日のK-1福岡大会で、「バンナ選手なら何とかしてくれるのでは!?」という期待を他所に、磐石の強さで王者を防衛したシュルト選手。本当に勝てる相手が見当たらないというのが、観る側も主催者側も悩みとして抱えていることだと思います。
同大会で圧倒的な強さで勝利を収めたバダ・ハリ選手に期待の声が集まっていますが、やはり体格差を懸念する声も同様にあがっています。バダ・ハリ選手の身長、リーチ、スピードがあれば、勝てる可能性はあると思いますが、体格差によってそれが消されてしまうリスクもあります。そしてバダ・ハリ選手まで負けてしまった場合、本当に興行として打つ手がなくなるので慎重に行かざるを得ないでしょう。
シュルト選手に勝てそうな選手の一つの条件は、当然のことですが体格面でのハンデが少ない選手だと思います。いくらスーパーヘビー級といえども、個体と個体の勝負なので身長・体重はネックだと思います。そして技術が拮抗していれば数Kgの差も響いてきます。離れて戦えばシュルト選手の長い手足から放たれる打撃の被弾があります。何とか距離を詰めても、シュルト選手は懐に入られると弱いという長身選手の弱点を、打点の高い首相撲からの膝蹴りでカバーしています。バンナ選手にあと5cm身長があれば、昨日の試合もまた違った展開になったかもしれません。また、期待されているバダ・ハリ選手の体重が100kg弱なのに対して、シュルト選手は130kgあります。バダ・ハリ選手が体重を上げることも可能だとは思いますが、それがベスト体重ではなく、持ち前のスピードが落ちてしまうリスクもあります。
そんなシュルト選手も、数年前にアレクセイ・イグナショフ選手にKO負けを喫しています。K-1ではなく、It’s Show timeというキックボクシングのイベントです。2004年なので、シュルト選手の連覇が始まる1年前です。
もちろんこの頃と比較するとシュルト選手のレベルは上がっていると思いますが、シュルト選手に勝つには打ち合えるリーチがあること、体格差におされず懐に入れることと、懐に入ったときにシュルトの膝が顔面に容易に届かない身長があることが一つだと思います。
シュルト選手にKO勝ちを収めたイグナショフ選手は身長も2m近くあり、体重も115kg以上ありました。そしてムエタイベースの選手なので首相撲に強く、シュルトの膝を顔面にもらわないところに優位面があったと思います。
イグナショフ選手といえば、一時期K-1王者にも近づいていた選手なのですが、シュルト選手をKOした2004年にガオグライ選手に判定負けを喫して以降スランプに陥っているようです。
シュルト選手をKOした同大会でバダ・ハリ選手にもKO勝ちしているイグナショフ選手。もちろん今のシュルト選手は2004年と比較になりませんが、イグナショフ選手が全盛期の強さを取り戻してくれればという幻想はあります。とは言ってもそんな幻想を打ち砕いてしまうほど、今のシュルト選手の強さは絶対的です。
イグナショフ選手は今ニュージーランドに拠点を移して活動をしているようです。今後K-1の第一線にカムバックすることがあれば、間違いなくシュルト選手をKOした男として煽りVで紹介されることでしょう。
同大会で圧倒的な強さで勝利を収めたバダ・ハリ選手に期待の声が集まっていますが、やはり体格差を懸念する声も同様にあがっています。バダ・ハリ選手の身長、リーチ、スピードがあれば、勝てる可能性はあると思いますが、体格差によってそれが消されてしまうリスクもあります。そしてバダ・ハリ選手まで負けてしまった場合、本当に興行として打つ手がなくなるので慎重に行かざるを得ないでしょう。
シュルト選手に勝てそうな選手の一つの条件は、当然のことですが体格面でのハンデが少ない選手だと思います。いくらスーパーヘビー級といえども、個体と個体の勝負なので身長・体重はネックだと思います。そして技術が拮抗していれば数Kgの差も響いてきます。離れて戦えばシュルト選手の長い手足から放たれる打撃の被弾があります。何とか距離を詰めても、シュルト選手は懐に入られると弱いという長身選手の弱点を、打点の高い首相撲からの膝蹴りでカバーしています。バンナ選手にあと5cm身長があれば、昨日の試合もまた違った展開になったかもしれません。また、期待されているバダ・ハリ選手の体重が100kg弱なのに対して、シュルト選手は130kgあります。バダ・ハリ選手が体重を上げることも可能だとは思いますが、それがベスト体重ではなく、持ち前のスピードが落ちてしまうリスクもあります。
そんなシュルト選手も、数年前にアレクセイ・イグナショフ選手にKO負けを喫しています。K-1ではなく、It’s Show timeというキックボクシングのイベントです。2004年なので、シュルト選手の連覇が始まる1年前です。
もちろんこの頃と比較するとシュルト選手のレベルは上がっていると思いますが、シュルト選手に勝つには打ち合えるリーチがあること、体格差におされず懐に入れることと、懐に入ったときにシュルトの膝が顔面に容易に届かない身長があることが一つだと思います。
シュルト選手にKO勝ちを収めたイグナショフ選手は身長も2m近くあり、体重も115kg以上ありました。そしてムエタイベースの選手なので首相撲に強く、シュルトの膝を顔面にもらわないところに優位面があったと思います。
イグナショフ選手といえば、一時期K-1王者にも近づいていた選手なのですが、シュルト選手をKOした2004年にガオグライ選手に判定負けを喫して以降スランプに陥っているようです。
シュルト選手をKOした同大会でバダ・ハリ選手にもKO勝ちしているイグナショフ選手。もちろん今のシュルト選手は2004年と比較になりませんが、イグナショフ選手が全盛期の強さを取り戻してくれればという幻想はあります。とは言ってもそんな幻想を打ち砕いてしまうほど、今のシュルト選手の強さは絶対的です。
イグナショフ選手は今ニュージーランドに拠点を移して活動をしているようです。今後K-1の第一線にカムバックすることがあれば、間違いなくシュルト選手をKOした男として煽りVで紹介されることでしょう。