昨年からずっとブログ、というか日記を書いてみようと思っていたのですが、気がつけばもう年も越して早2月。今日こそは書いてみようと思います。まずは手始めに、昨年の11月のとある3連休の1日のことを書いてみようと思います。


自身は大学時代を関東で過ごしたものの、社会人1年目から某企業の大阪本社に勤めていたため、4年間関西に滞在していました。関西の方々に、「どこ出身!?」と聞かれた際に、東京という名称を出すと、どうやら東京=渋谷・新宿・原宿、最近ですと表参道・青山・六本木をイメージする方が、結構な割合でいまして(特に女性に顕著でした。)、そんな方々に、「東京ってどんなところなん?」なんて聞かれてしまうと、自身が学生時代にそういった街々に縁のある生活を送っていなかったため、いささか期待通りのレスポンス・説明が出来ていなかった記憶があります。

そんな私にもそんな街々を散策する機会がありました。それは昨年11月の3連休、渋谷・原宿・表参道の練り歩きに誘っていただいたのです。そんな粋な計らいを見せてくれたのは、元バーニーズNYのM氏とK氏でした。さすがに二人ともファッション業界出身者ということだけあり、街の隅々にまで詳しく、1人で歩いていたら、絶対にその存在を見過ごしてしまいそうな店まで案内してくれてました。

この日は、更に特別な経験をすることが出来ました。今まで、表参道や原宿といったお洒落な街に特に縁は無かったものの、通り過ぎるたこと程度はありまして、その際、犬の散歩をしている人々を見かけることがありました。そんな人達を見ると、こんな洒落た街で、犬の散歩をしているとは何てセレブな方々なんだと、別次元といいますか、特別な人々の行為だと感じていました。ところがその日は、私もそのような特別な人々の行為と感じていた経験をすることが出来たのです。M氏が街の散策に愛犬のサクラちゃんを連れて来ていたのです。自身は人間に対してはあまり良い初印象を持たれないのですが、意外と犬や猫といった動物には好かれるようで、このサクラちゃんも有りがたいことに懐いてくれました。表参道や原宿の人混みの中を、サクラちゃんと一緒に走り回る姿は傍から見ると不気味だったかもしれません。しかし、自意識過剰と言われてしまうかもしれませんが、そんなお洒落な街の人混みの中を、かわいい犬を連れて散歩すると、普段より注目されていると言いますか、根拠のない優越感のようなものを感じてしまいました。自身が幼稚園・小学生時代に、クラスに大怪我をしてギブスをはめて登校する生徒がいると、普段より注目されたり構ってもらえたりする現象が発生しており、もしその時彼らが優越感のようなものを感じていたのであれば、サクラを連れて歩いていたときに感じた優越感のようなものは、それに近いのかもしれません。

そんな根拠の無い優越感を感じながら、気が付いてみれば夜も更けており、3人+1匹でご飯を食べに行くことになりました。行ったお店は原宿にある「ゆかり」という居酒屋。店員全員が体中にピアスをしていたり、虹色の髪型をしていたり、中々ファンキーな店でしたが、リーズナブルで味・サービス共に良いお店でした。聞くところによると、この店は、とある人の善意で、他の店では仕事をさせてもらえないようなファンキーな格好をしたミュージシャンを集めて、経営しているようです。そのミュージシャン達は、雇ってもらっているという恩恵から、店を良くしようという思いを持ち、サービスパフォーマンスも良くなるのでしょう。新しい優れたビジネスモデル(!?)の一つかもしれませんね。

お洒落な街を親切なお二人と可愛い一匹と散策し、ちょっと奇抜だけどコストパフォーマンスの良い居酒屋で締めれたという、良い一日となりました。

天気の良い、ほのぼのとした3連休の1日でした。