こんにちは。
今回は、ちょっとユニークなポートレート撮影の試みに挑戦しました。

テーマは「眠り」と「夢の境界」
その舞台として選んだのは、なんと「布団カバー」です。

 

ポートレート撮影

 

一見、家庭的で実用的なアイテム。けれども、その色合いや質感に注目してみると、立派な“表現素材”としてのポテンシャルを秘めています。

 

今回の撮影では、シルクやサテン調の光沢感ある布団カバーを複数枚用意し、それらを床一面にランダムに敷き詰め、まるで色彩の海の中にいるかのような幻想的な空間を作りました。

ポートレート撮影

 

■ 撮影の技術的ポイント

1. 色と質感のレイヤーをつくる

布団カバーは10枚以上使用しています。色のバランスを意識しながら、あえて整えすぎず、自然な“うねり”や“重なり”が出るように配置しました。
シワや折り目は“乱れ”ではなく、“表情”として活かしています。

2. 真上からの構図で世界観を固定

真俯瞰(まふかん)での撮影は、布の模様や流れを俯瞰的にとらえ、世界を“平面化”することで独特の非現実感を生み出します。
空間の広がりとモデルの身体との対比がより強調され、絵画的な印象に。

3. 光と影の演出

自然光が差し込む時間帯を狙い、やわらかな陰影が布や肌に落ちるようにしました。
特にシルク素材の反射によって、布が持つ艶やかさが一層際立ちます。

 

■ 今後の展望:「眠りの肖像」シリーズへ

この表現手法には、まだまだ広がりがあると感じました。
たとえば、季節ごとの色味や、人物の感情の変化に合わせて布の選定を変えることで、まったく違う印象の作品に仕上がります。

今後は「眠りの肖像」としてシリーズ化し、「誰もが持つ静かな時間」をテーマにした写真作品を継続していきたいと思います。

 

今回の撮影用の布団カバーは、下記URLより布団カバーの商品撮影で使用した商品です🎵

肌触り良く夏は涼しく、冬は暖かいシルクの布団カバーで快適な睡眠を🎵

商品撮影商品撮影

布団カバー

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