本当に久しぶりに更新する。

マムさんの体験記を読んで感じたこと。

忘れないように書いておきたい。


阪神大震災。

私も中学生だった。

住んでいた福島県からはとても遠い地の出来事。

地震の後の火事で火の海となっているニュース映像を見ながら、目の前にある雪を運べたら良いのにと思っていた。

冷静で的確に判断していたマムさんとは大違い。

当時の私は相当幼かったなと思う。

自分の子ども達には、自分で考えられる力、そのための知識をもたせてあげたい。


その後関西の大学に進学。

震災体験者が周りにたくさん現れた。

ほんの数年前の出来事。昨日の事のように語る姿に、あのニュース映像は現実だったんだと再認識する。


そのまま大阪で就職。

仕事にも慣れ自分のペースが出来てきた頃。

東日本大震災。

大阪も揺れた。

保護者との電話中、眩暈かと思った。

相手も「揺れてますよね?」となり電話を切る。

隣のビルのブラインドが大きく揺れていた。

園長先生がテレビを見て「福島が大変!すぐに電話して」と駆けてきた。

携帯と園の固定電話から何度もかけるが、全く繋がらない。

夕方、やっと家族の無事を確認する。

家族と離れて暮らす事の不安を初めて感じた日。

夜にまた公衆電話から何度もかけたっけ。

お陰様で実家は被害はなかった。


平成の大震災、どちらも被災はしていないけど、どちらも私にとってはとても身近な出来事だった。

また仕事柄、災害発生時には避難所での対応をしなくてはいけない。家には帰れない。


それなのに。

防災への意識、避難時の備え、家族との連絡方法や子どもをどう守るか‥

考えが全然及んでいなかった。

今まで向き合うべきタイミングはたくさんあったのに。

親となった今、家族をどう守るか、今一度しっかりと考えなくては。


改めて気づきを下さったマムさん、マムさんの記事を紹介されていたきのこさんに感謝して。

この気持ちを忘れないうちに、出来る事から一歩ずつ備えていこうと思う。

本当にありがとうございました。


能登半島地震で被災された方に、1日でも早く平穏な日々が戻ってきますように。