この3~4日、梅雨を思わせる鬱陶しい天気がつづいたが、久しぶりに6月4日(水)は”晴れ”の天気予報だったので、日の出を待って学能堂山へ出かけた。歩き通せるか自信は無かったが、かつて、何度も通った山である。もし、難しいようだったら戻れば良い。
最短ルートである”首はね地蔵”から雨谷林道はソヨマタ谷から先、荒れていて倒木だらけで3年前、通れなかったので多分使えないだろうから、神末上村のコスマ林道からコスマ峠へのコースを選ぼう。
コスマ林道入口から平坦な道なのに30分も要した。これで登るには人の1.5倍の時間、あるいは2倍の時間かかると覚悟して、林道分岐の道標から杉植林の山道へ入っていきました。分岐から山腹を絡み、沢沿いの道を辿り、途中で2回、立休憩して小須磨峠に到着。山道に入ってから50分、思ったより時間が掛からなかった。
小須磨峠からは、コブを二つUP/DNして、白土山標高982㍍、に着いた。ここにはフェンス左側から林道跡?が迫ってきている。時計を見ると9時30分を少し過ぎていた。コスマ林道入口を出発して2時間30分、空には雲が多く、時折、ガスが流れる。天気は昼頃には良くなるのだろうか?
白土山の下りから学能堂山の方を眺めると少しガスっている。もう戻ろうかも考えたが、もう少しでベニバナヤマシャクヤクが見られる。雨谷林道分岐の鞍部からは、立木に摑まりながら急坂をひと登りで、山頂部のベニバナヤマシャクヤクの群落、に辿り着いた。
花は以前に比べ、ずいぶん少なくなったが、雨つゆを光らせ咲いていた。太陽はまだあ出ないが、誰も居ない風景を思い切り独り占め出来て、大満足でした。


