ソーダラムネ | 僕に形はないけれど

僕に形はないけれど

 ―だから創っていくんだ。みんなで、一緒に。

「蔵、何食べてると?」

「ん?ソーダラムネやけど…」


部活後のおやつの時間。

財前と謙也は白玉善哉を、小春とユウジはポッキーを、金ちゃんと銀はたこ焼きを…と各自で思い思いの時間を過ごしている。


俺と千歳は…


「蔵、俺にもくれんと?」

「残念ながらコレが最後の一個や。他の味ならあったで?」

「それがいいばい!」

「しゃーないわ…。」


俺は千歳にキスをした。

口の中のラムネを追いかける千歳。

ラムネは次第にとけていき、無くなった。


「無くなったで、千歳。」

「もう一個欲しいたい。」

「せやったら自分で…」

「蔵のがよか。」


駄々をこねる千歳に、俺は先ほどと同じようにラムネをあげる。


何回も、何回も、ラムネが無くなるまで。


「もういっこ。」

「今度こそもうあらへんよ?」


ついにラムネが無くなった。


「じゃぁこれ。」


千歳が指さしたのはサイダー味の飴玉。

まだやるんかと思いつつも、俺はラムネと同じように千歳にやる。


だが、今度は中々なくならない。

口いっぱいに広がるサイダーの味。



なくなるともう一回。


飴が無くなるまで続けよう。



この想い、消えないうちに。





(お熱いところ悪いんやけど、ここ部室やで)(先輩らキモイっすわ)(あ…)




━─━─━─━─━─


<あとがきという名の反省文>


SS。


ラムネ食べてたら書きたくなった←

だけど自分が食べてたのはグレープ味。


光謙かなー?とも思ったけど、コレはやっぱりちとくらっしょ!

ってことで、こんなんになりました←


四天宝寺は蔵、千歳、光、謙也の4人が好物です。

こんなかだったら誰と組んでも好きvv


最近CPが雑食になりつつある自分。