辛くなるの分かってるなら見なきゃいい。

なんて、
絶対思わない。

何度も何度も何度でも
自分の立ち位置を確認しなければ。

余計なことを言わないように。
調子に乗らないように。
浮かれないように。


一番恐ろしいのは無意識や反射で
うっかり垂れ流してしまう感情だもの。


絶望と諦念にせっせとお水をあげて
お部屋の奥に丁寧に仕舞う。

嫉妬と羨望をぎゅって抱きしめて
見栄えがよい様ピンク色に塗りなおす。

笑顔の情欲添えは常にピカピカに磨いて。


ありのままを伝えるという行為に
いちぐらむの意味も見出せない。
分かって欲しい、だなんて。
痴がましすぎて赤面死してしまう。


求められたことをお返しできれば
それ以上に嬉しい事なんてないでしょう。


ただ。

実は私は既にいらない子なのに
憐憫故に解雇通告下さらないのでは?と。

それだけがとてもとても心配なのです。