こんにちは
愛知県に新しい私立中学校、清林館中学校ができて2年。
愛知県西部を中心に、その注目度は高く、気になっている方も多いのではないでしょうか。
私、塾長の吉村は様々な仕事をしている中で学校紹介の記事作成・編集も行っているのですが、今回は先日、作成した記事でページの都合でやむなくカットされてしまった部分も含めてご紹介させていただきます。
現在、清林館中学の新入生たちは校内でどのように過ごしているのか、また、今後、清林館中学校はどのように生徒たちを伸ばしていくのかを清林館中学校の入試担当、西尾康孝先生にお聞きしました。
▲清林館中学・高等学校 西尾康孝先生
-清林館に中学部ができて、校内の雰囲気は変わりましたか?
西尾先生:開校した初年度は高校生たちと上手にやれるか心配でしたが、それはこちらの杞憂に終わり、休み時間には高校の校舎へ中学生たちが遊びに来るような場面もよく見られました。また、部活動では兄弟と思うくらいに仲むつまじく中学生と高校生が活動していました。
合同でおこなわれた体育祭でも中学部の競技にいっぱい声援を送ったり、文化祭では出し物にも遊びに来てくれたりと、面倒見のよい、お兄ちゃんお姉ちゃんたちと一緒に生活できているように思います。学内にも新しく爽やかな風が吹いているように思います。
-清林館中学校の生徒たちはどのあたりの出身が多いのでしょうか。
西尾先生:現在中1、2合わせて100名の生徒が通学していて、近隣の市町村だけではなく、例えば名古屋市内でも天白区や緑区、名古屋市外であれば江南や大口、県外の桑名など遠方からも通学している生徒たちがいます。とはいえ、自宅を出てから1時間程度とのことですので、生徒たちについても初めての電車通学を楽しんでいる様子です。名古屋駅から最寄りの名鉄藤浪駅まで25分ですので、名古屋市内でも名鉄沿いであればなおさら通学はしやすいかもしれません。男女比としては私立では珍しく2:3と女子生徒の方が多めです。
-学校内での生徒さんたちの様子はいかがでしょうか。
西尾先生:学校内ではのびのびと過ごしている様子です。前述のとおり部活動でも学外に出る機会も増えて来ており、結果を残している生徒たちも。
いろんなことにチャレンジし、自分の可能性を広げてほしい、というこちらの想いを体現してくれているかのようです。
今年度から2学年となり、1期生たちの自覚も変わってきました。後輩が出来たことによる責任感や見本となりたい!という気持ちが伝わってきます。
小学生対象のスクールイベントでは積極的にお手伝いを申し出てくれて、一部生徒主体で説明をしてもらう場面も。
こちらについては主体性を育てるカリキュラムも今年度からスタートしたことも大きな成長のきっかけだと思います。なりたい自分を思い描き、どのような状況でも自分自身をコントロールして、より良い反応・行動が選択できるようになる、セルフコーチングという考えを取り入れて指導しています。
1年生からの成長も感じられますので、6年間の本校での経験を元に、社会に出てからも自主性・主体性を発揮して、自立した大人になれるよう今後も育成していきます。
-さらに、今年は英検の入試加点が始まりましたね?
西尾先生:はい。本学園の魅力の一つでもある英語教育は、これまで培ってきた私たちの宝物のような部分です。50年前、1ドル360円の時代から高校生たちを海外に送り出してきました。
これは県内の私立学校において非常に先進的なことであったと伺っています。学園が100周年を迎え中学校が設立されるにあたり、入学していただいた生徒たちには英語教育を存分に体験してほしいという思いから、イギリス語学研修を設定しました。
中高一貫の高校1年次に全員が参加するホームステイ型の体験です。生徒たちは姉妹校で授業を受けながらイギリスを含めた世界各国の生徒たちと交流をします。
ここでは英語を学ぶだけではなく、英語を使って社会問題を考えたり、自分の意見を闊達に発表したりする場にしたいと思います。
イギリスの家庭で生活をしていくということで、渡英前に身につけてほしい英語力として英検2級を設定しました。
そのためにも生徒たちは毎月行われる英単語グランプリに取り組み、現在の中2生はほとんどが準2級レベルの問題にチャレンジするようになってきています。
本校の入試では英語科目を設定しておりませんが、英語が得意な方にぜひ受験してほしいという思いもあり今年度より英検による加点制度を導入しました。
4教科の合計が300点の一般選抜の区分では、英検による加点が最大60点もあります。100点満点の国・算の平均点が6割前後ですし、理社については各50点満点ですので、英語が得意な方については1教科余分に受験できているような状態です。
これは奨学金判定の対象にもなりますので英検を所持している方には大変有利な制度だと思います。
とはいえ、上述の通り英語以外にもたくさんのことが体験できる学校です。英語が好きな方、得意な方も、これから頑張りたい!と思う方も是非本校に来ていただきたいなと思います。
-さらに適性検査型入試も導入しました。
西尾先生:県立中高一貫校が昨年度より開校し、本校の隣の市でも津島高校附属中学がスタートしたことから、尾張西部の中学受験についても盛り上がりをみせています。色々な形での入試に対応するべく本校でも導入に至りました。多くの生徒さんが受験してくれることを期待しています。
-大学進学実績も好調で、毎年、多くの生徒さんが国公立大学へ進学していますね。
清林館中学から高校部へ進学した生徒たちも多くが国公立大学を狙うことになるのでしょうね。
西尾先生:今年も名古屋大学をはじめ、愛知教育大学、愛知県立大学など37名が国公立大学へ進学しました。
私立大学でも慶應義塾大学や早稲田大学、上智大学の他、立教大学、法政大学などの難関私大にも多くの生徒が合格しています。地元でも、南山大学には55名、名城大学には29名、愛知大学には32名、中京大学には39名の他、多くの大学に合格しています。
-少子化の現在とはいえ、清林館高校の現役進学率 97.7%というのはすごいですね。
西尾先生:これからも生徒たちの可能性を広げて、学力だけでなく、人間としても生徒たちの成長を促す学校づくりに取り組んでいきます。
西尾先生、ありがとうございました!
<清林館中学校からのお知らせ>
11月1日(土)・22日(土)に小5・小6生を対象とした入試チャレンジが実施されます。清林館中が第一志望の生徒も受験予定がある生徒も「必ず」受けておいた方がよいテストとなっておりますので、ぜひご参加ください。
2日ありますが、同じ内容ですので、どちらかの日程で受験すればよいと西尾先生がおっしゃっていました。
多様化する学校教育。
愛知県に教育の選択肢が増えることは大変喜ばしいことですね。














