千代田線で帰るとき、携帯電話を見ている人が多い車両と、静かに座って隣の携帯を覗く人と、寝る人と、いろいろ。パリの地下鉄は最悪だった。安くて手頃であるせいか暑ければ窓を開け、ガムをはく。一人だけではなく何人も。花の都は地上だけ?でもそんなところも楽しい。華やかさの裏には、汚さがあっても良し。日本はいい。頑張って働き家路につくと、有無を言わず待っている家族がおり、真面目な顔から安堵の微笑みが。子育て世代の明るく慌ただしいのも良し、夫婦二人だけの静かな旋律に、情を感じるもよし。
初プロフ登場煜
太田から表参道まで通い詰める副社長の奮闘記をお伝えしていきます。
保育園に我が子を送り届けて、家に帰り、メールチェック。十分間のまったり充電後、いざ出発。
赤いラインの入ったりょうもう号の旅が始まりました。
電車に乗り、ふと思い出したのがドイツの列車。
フランクフルトからケルンまでの道のりで、白いヒゲを生やした男性が、車窓から見える景色を見つめながら、ビールを飲み、白い頬がほのかに赤らんでいた。目が合うとニッコリ微笑む。思わず私まで。あの何ともいえない時の流れは、私の心になぜか情感を抱かせた。雰囲気そのものが、深く広くゆっくりしていて
ドイツの印象そのもの。彼らが、ドイツの歴史、風景に誇りをもちつつ、また守って来たんだなぁ。
私が日本のいい所をもっと知りたいと思った時でもありました。
ドイツの靴事情などはまたのお楽しみ。