怖い話教えて ブログネタ:怖い話教えて 参加中

久し振りにブログネタ。
今年もあった、このネタ。
運営の完全な使い回し。

今年も書いてやろう。


とはいえ、いきなり書くのは難しい。
何せ『波長が合えば視える』ので、気配とかは家に居ても判る。
基本的に何処でも彼らは居るのだが、それは家に居ても同じこと。
大体家に居るのは、素通り、居候、なんかくっついて来たの三種。
皆、悪さをしない良い子たち。
悪戯、自己主張は滅多に居ない。
まぁ、これは、私の部屋の場合だけどね。
窓には風鈴を飾り、風が吹けば響く音で魔除け効果を発動させている。
この音が好きじゃないらしく、悪戯する子は居ない。
悪戯は窓が閉まっている時のみ。
本当、好き嫌いが判りやすい子たち…( ̄▽ ̄;)
行儀がよくて助かるわ。


夏によくやる恐怖系の特番。
たまに、映る彼等との波長が合うのか判らんが、善悪というか、過去というか、そういうのが判ったりする。
私は、能力のコントロールは出来ない。
最近やったある番組で、住職が『曰く付きの人形』を紹介していた。
この人形があった家で、人が次々と死んでいった(2~3人くらいらしい…汗)
一生懸命【危険】を知らせたけど、却って自身が【死】の象徴になってしまった挙げ句、符によって封じられてしまうという、悲しい過去を持つ子であった。
大体『曰く付き…』とかの名前が付くと、映像だけでも危険性が判るのだが、その人形が映像に出てから一切危険性を感じなかった。
理由を知ると、悲しいかな。
その家族の人が連続して亡くなり、たまたま人形が【危険】を知らせたら『悪者』扱いされる。
この人形は、何も悪いことしてないのに。
今思うと、人間同士であることが、こういう形で罪の擦り付けが行われるとは…。
この人形に同情してしまう。
住職の下で、良い余生を送って欲しいな。
住職を助ける良い子になると思う。


では、恐い話とは言っても、あるグルであった話をしよう。

あるグルっぽで、一時的に何故か流行った(?)遊びでの出来事こと。
遊びとは言っても、本当に【命を懸ける】遊びである。
「一人かくれんぼ」、一度は聞いたことがあるだろう。
生き人が、其処らでさ迷う魂たちを超挑発して行う「かくれんぼ」であり、一種の降霊術である。
負けたら自身の死、勝手も何らかの影響が残る。
参加する魂はランダム。
無害~悪霊までの、様々な力を持つ霊たちが無差別に集い、自身を探しに来る。
挑発した魂を奪う為に。
ある方(仮にAさん)は何回も挑戦し(その都度、難易度的な調査もやったり)、ある方(仮にBさん)は近く霊道がある中で行った。
何回か挑戦している方は、参加する霊の主力が二人(?)決まっていた。
一人は全身ずぶ濡れで蜘蛛の如く歩く(移動する)様から『蜘蛛女』(いつの間にか命名)、もう一人は大正時代と思われる服装を着ている真面目で礼儀正しい紳士な男性。
力関係は、男性>蜘蛛女>下っ端・・・となっている。

その為、蜘蛛女は男性に逆らえない。

なんで、こんなことが判るかというと、そのスレで『生実況』をしていたから。

その実況時間帯には、グルに参加している何人かが助言する等で見守っている。

実況者が、参加している霊の行動等を逐一報告してくれる為、細かい助言が可能であった。

この紳士な男性が初めて現れた時は、今でも忘れない。

蜘蛛女と紳士な男性は、Aさんの住まう場所にいる霊である。

Aさんが「一人かくれんぼ」すると、必ずやってくる蜘蛛女が参加することから、その地域でも高い力を持つ霊であることが判る。

この日、Aさんはスレで宣言したとおり「一人かくれんぼ」をやっていたのだが、蜘蛛女が大暴れしたり、下っ端の霊たちを使って陽動作戦を行ったり等、行動の変化があった。

この変化に、私も含めた見守っていた人たちは不安だった。

変化がある、ということは、『別の何か』が新たに参加している可能性が高いからだ。

そして、この新たな参加者に関しての情報が一切ない。

各々が持つ力で探っても、何も情報が出てこない。

Aさんは押入れで、静かに隠れ続けている。

それでも何も無い頃、ついに霊たちがAさんが隠れている場所を突き止め、抉じ開けようとし始めた。

抉じ開けられたら最期、それは負けであり、【死】がほぼ確定する。

Aさんは、ガタガタとする扉を抉じ開けられないように必死で抑えた。

それから約5分後、突然ガタガタと揺れていた扉が静かになった。

向こう側からの無言の静寂。

見守る我々にも緊張が走る、これは何か危険な何かがあるのではないかと。

あまりにも静かなので、Aさんが他の方々の制止を無視して、そっと押入れの戸を開けて、様子を見てみた。

すると、そこに見慣れない男性らしき霊がいる。

しかも、真っ直ぐAさんがいる押入れを見つめ、正座しているというのだ。

その後ろでは、蜘蛛女が大人しく控えているという。

大人しく、とは言っても、物凄く押入れへ行きたいのを、男性が抑えている感じらしい。

このことで男性が蜘蛛女より上であることは明白である。

Aさん曰く、男性は大正っぽい服装であるらしい。

騒ぐことなく、静かに淡々とAさんが出るのを待っている様子。

しかし、これ以上、時間が掛かってはしまうのは危険。

Aさんは、この遊びを終わらせる為に、勢いよく戸を開け、塩水を彼らに向けて吐き、強行突破して無事終わらせた。

この後、いつも通りの反省会じみたものやるのだが、話題は男性のこと。

あまりにも礼儀正しく、凶悪な蜘蛛女すら抑える力、明らかに異質な存在である。

その男性から邪気のような気配がないことから、本来、このような遊びに参加するような存在ではない。

どちらかというと、見守るような雰囲気を他の方も感じていたようなので、その男性は守護霊でもいける力の持ち主であろうと予想した。

この初登場以降、男性は度々Aさんが行う「一人かくれんぼ」に登場しているが、害を加えることなく、ただ待つに徹している。

霊たちの力関係を一気に知ることが出来た。不思議な霊であった。

その後、Aさんは、この遊びを封印している。


まぁ、一度、この遊びを行うと、普段そこを守る場も大きく乱れてしまい、その場には本来入れないような霊たちがわんさかやってくる。

こうなると、お守りや神棚とかは気休め程度でしかない。

場が正常に戻るまでには時間が掛かる。

この場の荒れは本人のみ影響が出るのが一番なのだが、場はその地を守るものであるため、他にも影響が出てしまう。

終わっても油断できない。

今のところ、死んだ者は聞いたことがないが、行方不明になった人はいるらしい。

この遊びは大変危険なので、遊び半分で挑戦しようとする人はやめよう。

この遊び以外にも、危険なものがあるのだが、挑戦しようと思わないことだ。



肝試しでもそうだが、死して彼らが留まる地に遊び半分では行かないことだ。

行くならば、線香や花等、お供えものを持っていけ。

弔ってやってくれ。

彼らは、好きで死んだのではないのだから。


※Aさんは、遊び終わった後、参加した多くの霊の為にお供え等をして彼らを弔っている。