遠い親戚、いや、遠いお婆さんにあたる人の十七回忌。
今日、一月十七日が亡くなった日である。
当時の私は、中学生。
葬儀の場所が遠かった、学校もあったので、私は葬儀に参列出来なかった。
葬儀のことを参列した母曰く、当時の市長さん等のメッセージもあったらしい。
最初聞いた時はピンと来なかったが、今思うと、凄いことだと判る。
更に母から、その方に関する話を聞くと、何かしらの褒章(紫綬褒章的なもの)を頂いたことがあるらしい。
その為、皇居へも行ったことがあるそうだ。
保育に関することを率先してやっていたらしく、それが評価されたそうだ。
いや~、凄すぎるお方が居たもんだわ。
亡くなったのが、ちょうどインターネットが普及し始めくらいだったので、どういうことをやっていたのか、試しに調べてみたけど、どこにも情報がなかった。
唯一あったのが、市の公式サイトで、功労者の一人としてその名前があった。
調べてもないって、なんか悲しいな。
その方には、一度だけ会ったことがある。
祖父の母である、曾祖母さんが亡くなった時、その方は遠くから来たのだ。
顔は全くと言っていいほど覚えてもいなければ、声も覚えていない。
確かに話したという記憶だけがあるが、どんなことを話したのかも覚えていない。
再度、その方について思うと、「もう少し話してみたかったな」という悔やみだけである。
亡くなったしまった以上、残る感情の基本は悔恨である為、悔やんでも致し方がない。
亡くなった後は、何とでも言えるからね。
今は、その方の貢献だけでも知ることが出来るのが幸いだな。
いつかお墓参りしたいな(今住んでいる場所から遠すぎるので行けないから)