遠い過去を見つめてた
思い出せそうで思い出せない
自分の腑甲斐無さが悔しくて
思い通りにならない精神がもどかしい

何を求めていたのだろう
何を探していたのだろう
過去を知って変えたいのか
混濁する記憶の中は
溢れんばかりに黒かった

無意識に染めた手
引き裂かれた我が身
縛られた精神
全てを振り払うにも
絡まる糸で血が滲む

滴り続ける壊れた心
止めどなく溢れる黒は
身体を蝕んでいき
包まれた先には何があるのだろう

目先が暗闇に染まる
光が途絶えた明日
這いずって手繰る今
何を望んで生きるのだろう

霞む記憶と視界
曖昧に作られた世界で
術を棄てた人形が歩く

目的もなくひたすらに
宛もなくさ迷う

果てしなく答えのない旅

続く先に青空はあるのだろうか