《短歌》
夢現 恋し世界は 幻に 憧れの背は 遠い彼方へ

然り気無く 想いを馳せて 歩む道 知らぬ間に 時間が消える

密林を 彷徨い続け 答え出す 自らの使命 天命全う

死地へ行く 勇ましき背を 忘れない 語り継がれる あの頃の姿

黄泉路へと 歩いて渡る 世捨て人 全てを悟り 自然へ還る

熱き火を 絶えず弔う 先人を 輝く炎 導く篝

幾重にも 混じり合うこそ 人の道 外して進む それもまた道

夕暮れに 常世の国へ 祈る日々 忘れるなかれ 己が大罪