離れ離れな日々
憂鬱で退屈な毎日
空を眺めては確認する
愛しい人のことを

遠い異国の地で働く姿
想像するだけで嬉しく思う
逞しく、誇らしく、男らしく
誰より勇ましいことだろう

異国までの距離が嘆かわしい
悔やんでも落ち込んでも意味がない
待ち続けると約束したから
帰る場所であることを

時間と歴史は優しくなくて
諍いに巻き込まれては離れ
帰る時間が遠退いていく

時折届く手紙に涙する
僅かに感じる温もり
恋しい筆跡の数々
愛され恋されていることを知る

互いが気遣う気持ちは同じ
我が身を他所に心配する
早く会いたいと思う気持ちも

疲れ果て泥だらけの勇姿
成し遂げるやり遂げる強さ
一際大きく成長して帰って
新たに見る人は誰なのだろう

驚きと嬉しさで溢れる
抱き締められているのか判らぬ程
混乱した頭は思考が停止し硬直した身体は悲鳴をあげる

長かった居ぬ間の溝
少しずつ穴埋めをしていこう
大切な時間と共に

次の地へ旅立つ時は一緒にありたい

一人ぼっち世界は嫌だから