悲しい光で溢れてた
締め付ける苦しみが
心の底に導いていく

設えた部屋に通された
孤独で満ちた世界
恋しいものは何もない

欺く人を出迎えた
抜け殻の魂は
手招きして誘ってる

捕まえた生け贄
二度と手離しはしない
真実の世界に招こう
烏滸がましい歪んだ原へ

情の原へ落ちていく
黄昏で満ちた波乱の世界
よがり狂うこの世の末路を
見届けるばかり

縛られた身体は血を吹き
荒れ野を虚しく染めていく

愛しい人を思い浮かべて
死に逝く心に涙する

嘲笑うように
今日も生け贄が捧げられる