次なる道の選択肢
幾度進んでも迫り来る
宿命を持つ者は切り捨てられない


悲しみの道
世界を見渡して続くのは
枯れ果てた山野が広がり
生きとし生けるものが死した空間


畦道の絶望
自分を過信したばかりに
全てを失い殺した


別れの道
いつか別れは訪れるもの
死か生かその時の風が吹く
吹かれるがままに流される空間


選ばれた渡り鳥
棚に飾られた不要なものも含めて
如何なる時でも捨てれる


代償の道
勲功を上げて掴むのは
累々と続く骸道を歩み
対価の元に生きているのだと知る


希望も夢もまた・・・
己の欲を対価として
生きる宿命を背負っている


他者が選ぶのではない
道を選ぶのは己自身


如何なる苦行の道だとしても
歩みは止めない