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高橋は、近くにあったソファーに腰をかけ、口を開いた。
「今私達が居るこの世界は、三次元と呼ばれてるのはご存知ですか?」
「それは漫画やアニメの世界でしょ?」
「いえいえ、れっきとした科学に基づいたお話ですよ」
「・・・・それがなに?」
「先程おっしゃった、漫画やアニメが二次元。時間や直線などが一次元。まあ、あまり詳しく話しても、混乱するだけなので省かせてもらいます。結論をいいますと、私達はこのアパートに、四次元への入り口を見つけました」
「そこに夫が居るの?」
「ええ、ちなみに四次元は漫画なんかでもよく出てきますけど、実際は非常に複雑で、人間の理解を超えた場所なんですよ」
「それって・・・・夫は無事じゃないってこと!?」
「いや、そうは言ってません。ただ、理解することが出来ないということです。今私達が居るような空間ではないということですね。あのスイッチも、私達が取り付けた訳じゃなく、四次元の作用によって出来たものなんですよ」
「つまり、あのスイッチを押したら、別の場所に行っちゃうってこと・・・・」
「その通り、奥さん理解が早くて助かります」
ニコリと笑顔をこぼす高橋。
通常の人物ならば、目の前に居る男のことを、頭のおかしい男として見るだろう。
だが、妻にとっては、絶対に嘘とは言えない、原因があった。
スイッチを押した後に消えた夫、物音一つせず消えたスイッチ、行方不明の前の住人。
僅かではあるが、妻は信じ始めていた。
「まあ、いきなりこんな話をしても、信じる方が無理だと思います」
「・・・・・あなたの事が本当の話だとして、どうして世間に発表しなかったの?凄い発見なんでしょ?」
「こんな事が世間にばれたら、科学者達がこぞってここに来るでしょうね、そうなれば政府の管理下に置かれ、私達は利用出来なくなっちゃうじゃないですか。どう考えても金になるこの発見を、みすみす手放しませんよ」
「それでシェルター?でも・・・・」
「その通り、そんなものじゃたいして稼げません」
「・・・・私達は・・・・実験体?」
無言で妻を見つめる高橋。
妻は恐怖を感じ、後ずさる。
「旦那さん助けたいいんでしょ?さあ、早く押しましょうよ」
つづく