タンヨンマット駅周辺はさほど被害にあわなかったようで、
駅前からの雲助ソンテウで取り敢えずナラティワート中心部へ。
そう言やぁ昼食取ろうとスンガイコロック駅コンコース外れの食堂で前回同様センヤイナムを頼もうとしたら、
汁モンは作れねえと?(ほぼトイレの手洗いの水使っておったから、食中毒でも出たんかあ?)
街中は酒もご禁制のハラール食堂がメインで、馴染みの中華メシ屋は夕刻からオープン。
んじゃと、爺さんモーターサイの尻にまたがって、この街随一のショッピングセンター
(実態は平屋造りの田舎のホームセンターモドキだが)BIC-Cへ突撃。
八番ラーメン屋か大戸屋でもあるんだべぇと淡い期待を持ったが、
何故か店内、ケンタとピザ屋の前は家族連れの大行列?
(ブタや豚油は使ってないんかい?)
店内うろついておると、総ガラス張りの「しゃぶし」なる店舗の前では、
男女の店員が歌舞伎町のピンサロ呼び込み並みに通り掛かる人間の袖を引いとる?
唖然として店内を見ると、ランチタイムピークなのにだれぇもおらん無人状態?
ヤバイと思った時は既に遅く、
ふたりがかりで拉致され店内に。
回転寿司屋の如く、寂しげに回っておるテーブル席に確保され、飲み放題勧誘の如く
「店内にあるモンは全て喰ってもかまわん」
「店内入ったからには、セット料金で486バーツ也‼」
「寿司もフルーツも喰い放題‼」
見渡すと、
外から見える入り口テーブルには、昨夜の屋台から引き揚げてきたような干乾びた握り寿司が転がり、
時折回ってくる回転カウンターには、ロッテの板ガムよりはるかに薄い極小のサーモン握り?
意味不明の菜っ葉の後には、コンビニ弁当の付け合わせより貧弱な卵焼き?
ピンサロママのような姐ちゃんが持ってきたご飯&味噌汁モドキを口に入れると、
米は四日前に炊いたようなぱさぱさガチガチ状態?
味噌汁は、20年前に訪れたかの国広州駅前公衆便所の匂いがほのかに?
諦めてフルーツでもとコーナーに行くと、
スイカとパイナップルの切れ端が数枚、横になった昼寝を楽しんどる。
ゼニを置いて早々に退散しようとすると、
「お客さん、税金上乗せ分足らんですヨ‼」のお声がかりで、
呼び込み店員しっかり入り口ドアを押さえとる?
今や和国は安くなきゃぁ客は寄り付かん時代。
こちらのお国は、いくら和国モンが流行りだとしても、
ランチに500バーツも出す客層が潤沢におるようですなぁ。