昨日のブログで
その国が極端な供給不足(物を作ることが出来なくなる)→
国内の国民の需要(物が欲しいっていう欲求からの購買)が満たされない→その足りないモノを借金して海外から買い→借金が膨らみ→
どんどんその通貨の価値が下がり、結局、通貨が紙切れと一緒になる
これを通貨が「もう駄目」になることだ
と推測しました。
しかし「円」自体は「円高」としてどんどん価値を上げているので
この流れには進んでいないことを昨日確認しました。
昨今の不況は皆の頭の中では原因は漠然としていて
1 会社が潰れる等して色々な生産ができなくなる
2 国民の消費に生産(モノ)が追いつかない
3 国民が消費しなくなる(生産に合わせるために少子化も進む)
4 会社の利益はますます減る
5 失業者が増えて給料が減る
という大まかなイメージだと思います。
これを仮に「不況のAパターン」とします。
しかしこ昨今の不況はそもそも何故かと考えることが重要になり
その原因は「円高」とおくことが出来るということを今日は説明いたします。
そして「円高」を大前提に置くことにより
頭の中の不況の流れのイメージが変わります。
つまり「円高」が大前提→
1 会社が潰れる等して生産減
2 円高だから海外のモノが安く手に入る
3 国内産業打撃をうける
4 失業者の増加、給料が減る
5 給料が少ないので安いモノしか買えなくなる
6 ますます高い国産品は売れず、円高を利用して安い海外の商品ばかり売れる
7 ますます失業者増加。
となります。
これを「不況のBパターン」と呼ぶとします。
今の日本は実はこの流れなんです。これを円高不況と呼びます。
「円高」→
1 会社が潰れる等して生産減が一番イメージしにくいと思うので説明する~。
例えば1ドル100円の時代、85万円する日本の車を買う為には
外国は8500ドル払えば買えます。
しかし、円高で1ドル85円の今、85万円する日本の車を買うには
外国は1万ドル払わないと買えないのです。
こりゃ売れなくなるわね~
日本の輸出企業は苦しくなる一方・・
輸出企業が苦しくなるということは、どういうことかと言いますと。
日本で作った日本の製品が売れなくなるということですね。
日本で製品を作っている限り例えば車などでいえば
相当な数の部品がありますよね
ネジを作っている会社、そしてその会社員の弁当を作っている弁当屋、その弁当の米を生産している農家、
農家に種を売っている業者・・・・
などとほぼ永遠に日本の経済の繋がりを辿ることが出来ます。
輸出とは簡単に言うと「日本人が働いた結晶」を売ることになります。
輸出が多ければ多いほど日本での雇用が生まれることになります。
逆に輸入とは「向こうの国の雇用を生む」ことなのです。
もちろんマイルドな「円高」なら問題は無いですが今は少し
行きすぎていて日本経済を苦しめている「円高」に突入してしまっています。
企業に仕事の発注が減ってきているのです。どうですか?
「Bパターン」今なら理解できるのではないでしょうか?
これが日本の不況の大招待!!!「円高不況」です。
ここまで分かったら今日はもう良いです!!!
後はどうしても悪口になってしまうので見たかったらどうぞ(笑)
皆さまが理解した「不況のBパターン」が
頭にないのが維新の会、橋下徹氏や民主党です。
これが頭に無いと、「不況のAパターン」で考えてしまって
不況の第一の原因に「会社が潰れて生産減」がきます。
モノが無いぜ・・・と。
ここを何とかする為にTPPで供給量(モノ自体)を
増やすという解決策が台等してきてしまいます。
TPPとは超おおまかに言いますと外国からの輸入品の関税をとっぱらって、
じゃんじゃん輸入して物を溢れさせればよい!という他国との協定です。
関税とは例えば海外の50円のサンマ一匹輸入する時25円税金をかけて
75円で国内に流通させることです。25円は政府の懐に入ります。
これが無いと例えば国産1匹80円のサンマが
80円VS輸入物50円で勝負にならない。
これを取っ払うのがTPP。
そうすると50円の輸入物のサンマが出回り消費者は買いやすく
なりますよ~と甘い誘いを受けるが決して誘惑に乗ってはいけません。
これをしてしまうと国産のサンマを50円にする為に漁師はありとあらゆる努力が必要になってくる。
日本は総じて人件費がメチャ高いので、価格を抑えるには海外で時給100円とかで働いている所と比べたらはるかに難しい。。
しかも「円高」なので輸入のサンマはますます安くなるという事態。
日本の漁業は間違いなく給料が減るだろうし最悪、廃業です。
「力が無いならつければ良いのだ!競争に勝った企業が生き残っていき
良い製品だけが残るのだ!」とTPP推進派はいいますが・・・
ちょいちょいちょい待って下さいよ~
そんな、今の農家のじっちゃんにインターネットの使い方を覚えてもらって
必要なら英語も覚えて、簿記も運営もやってもらってコスト安い方法を考えてもらって
勝つのじゃあぁぁぁ!!!!ってことですよ???
またはそんなコンサルト経営している人に
金出して相談して勝つのじゃぁぁぁぁ!!!って・・・・・
マジで言ってるのですかね?
じいちゃんは、米作りが大好きなのです。
風を読んで稲穂と会話して安心して美味しい米作りに
集中して貰いたいんですよ!俺は!!
一次産業(農業や漁業)がTPPにより潰れたら自給率ががた落ちになり
例えば海外で戦争とか起きてまったく食物を輸入できなくなってしまったら
皆が飢える可能性が有ると言うことです。
牛丼の値段が下がっているのも
国内の米屋や肉屋がこの競争に敗れ、円高で安く手に入った
輸入米や輸入牛を使っているからです。
つまり話をまとめますと
会社の供給が減っているから何とかしよう→だからモノを増やそう。
では残念ながら不況の根源を捉えきれてません。
っていうか不況は間違いなく悪化します。
不況で会社の供給が減っているなら、
好景気にして会社に元気になってもらうのが
何よりの解決策になります。
そしてその不況の根源は「円高」だということが分かっていただけたかと思います。
「円高」のせいで、安いモノが市場に溢れています。
しかし、国民は不況なので
お金を使いません。だからモノは売られる為にどんどん安くなっていきます。
モノの価値がどんどん下がり、お金の価値がどんどんあがることをデフレといいます。
日本はバブル崩壊いらいずーーーっとデフレで不況です。
この日本の不況の解決策がさらに物を溢れさせることにするTPPですって!!
笑わせるぜ維新の会、橋下徹&民主党。
じゃあこの流れを変える為に「円高」を少しだけ
「円安」にすればいいんじゃない?
って思った方。
勘が良いですね。大正解なのです。
日本は信用があるから「円高」だというお話をしました。
円安にする方法は二つあります。
国の信用を失うか、希少な円をお金を刷ることによって増やすか、です。
でも信用を失って「円安」にするのはちょっと辞めておきましょう。
だったらもう一つの原因、市場の円が少なくなっていて貴重になっているから「円高」。
こっちの方を何とかしましょう。
つまり昨日と同様「血」をお金で例えると、「血」の質を落とすのは
辞めて「血」を体中に巡らす為に心臓を何とかしましょう。
これは実は簡単にできることなのです。
皆の力があれば出来るんです!!!
続きは次回・・・・・
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