こんばんは。


フィリピン・マニラ滞在も明日で最終日となります。


そして、今日が仕事納めでした。



明日はホテルから空港に移動するのみです。


ということで、今夜は、クライマックス。



今回のフィリピンでは、マカティを離れ、工業団地まで行きました。


ホテルめぐりもしましたが、ローカルな場所にも足を運びました。



特に工業団地では、都心部にはない、この国の奥の部分も


少しだけ見ることができたような気がしています。



後日、撮ってきた写真でブログを更新したいなあと思うのですが


今は今で、この瞬間の気持ちを書き留めておきたいと思います。



タイに6年も住んでいるので、そして夫がタイ人ですから


タイに愛着はあります。



けれど、こうしてフィリピンに縁あって訪れていると


この国の良さも見えてくるし、親しくなった人々に


愛着を覚えることは事実。



経済発展が目覚ましいアジアの中で


どの国も、追いつけ追い越せで競っているような感もある中


フィリピンという国は、実はのんびりしているのかもしれない。



あそこがダメだから、ここがまだダメだから。


そういう理由づけはできるのですが、


この国は、わりと誤解もされている国かもしれない。



長いこと住んでみなければ、分からないこともあるかとは思います。



それでも、今回ずっと一緒に過ごしていたフィリピン人同僚の言葉は


フィリピンの今を語っているように思いました。



「日本は大好き。食べ物がおいしくて、人々が礼儀正しくて、


素晴らしいよね。子供を日本で勉強させたいよ。



それでも旅行に出かけた後、マニラに戻ってくると、ほっとするんだ。


やっぱりマニラが好きだと思うよ。


フィリピン人はカトリック教徒だから、あまり欲もないし


タイ人の方が、よっぽどたくましいし、計算高いところがあるんじゃないかな?笑



フィリピンはこれから成長していくだろうけれど、


気が付けば、カンボジア、ラオス、ミャンマーに追い抜かされる心配もある。


今のままでも自分たちは十分幸せだけれど、


この国の未来のためには、もっと大きな政策も必要だと思う」




アジアに根を張って生きること。



香港とバンコクに住んで、働き、


ベトナムとフィリピンへの出張を体験し、


こんなにもアジアに縁のある人生になってしまった、と


我ながら不思議に思うのです。



きっとアジアに縁がなければ、出会う人や見るものも


まったく違った人生になっていたに違いないから。





いつか、こうしたアジアでの経験が


何か大きな力になればいいなと、思います。