こんにちは。



一連の旅行が終わり、バンコクでの日常が始まりました。



今回突然パリに飛んだ理由。



それは、ある人の夢をかなえるためでした。



その人は、アジアやアメリカ大陸には何度も足を運んでいるのですが


なぜかヨーロッパに行く機会がなく、70歳を超えてしまった私の母。



一度ヨーロッパに行ってみたい!それも出来ればパリへ―。


恋するタイランド~灼熱のバンコク日記~



100歳祖母のタイ旅行&象に乗る夢を叶えた去年に引き続き、


今年は70歳を越えた母を初めてのパリに連れて行く。



そんな、母の夢を叶える旅行でした。




私たちからすれば、おばあちゃんがタイに来てもらうのはお迎えするだけなので


現地での手配はいろいろあれど、そんなに大変ではありませんでした。



しかし、今は日本に住む母をパリに連れて行くためには、


東京で一度落ち合ってから、パリへ行く必要があり。





私はバンコク→東京→パリ→東京→バンコク、


と短期間で飛び回らなくてはならないことに。



恋するタイランド~灼熱のバンコク日記~



また私の仕事の休暇にも合わせる必要もあり、


夫と娘を一緒に連れて行くかどうかも悩み・・・


いろいろ考えた末に、結論として


母だけを主人公にした旅にしたい。」




夫と娘とも一緒にパリを楽しみたいとも思ったけど、


それぞれの思いを満たすには、


やっぱり誰が主人公か分からなくなってしまうから、


(特に娘がいると、100%娘中心の旅行になってしまう)


母を主役に決めて、私が一人で東京に迎えに行くことに決めました。




恋するタイランド~灼熱のバンコク日記~



こうと決めた後も


当然、バンコクでの育児が手薄になるので、


夫は義理の家族の協力も得て、私の不在時に全てうまくいくようにアレンジ


しなくてはなりませんでした。



こういった周囲を巻き込むことは、私がいくらやりたいと思っていても


夫のサポートなしには実現できないのです。



初めてのパリを、心ゆくまで満喫して欲しい!


そのためになんでもする。



そういう思いで、チケット手配、ホテル予約、グルメやショッピング、観光まで


ゆったりでありながら、母が行きたいところや、やってみたいことは全て網羅する。


自由で思い出に残る個人旅行にしたかったので、


ラクだし、遠方もカバーできるけどツアーは


初めから選択肢としては考えませんでした。



恋するタイランド~灼熱のバンコク日記~

今回、年齢をまったく感じさせない!というほど、


私と一緒にパリ中を縦横無尽に歩き回った母。



人間て、目標があれば、普段は出ないような馬力が出るもの。




「やっぱり高齢だし、体の調子があまり良くなくてね・・・


パリになんとか行ける様にと思って。。。」



なんてぼやいていた出発数日前の母の言葉がウソのよう。


パリで蘇った?というほど。



本当に、私より、元気でした。




元気の無い人こそ、旅行に出て、刺激を受けることが


明日への一歩となるのではないかなあー、などと


夢を叶えてあげるはずの私が、


母からその何倍返し(!?)で、


旅に出ることの意味を教わってしまった旅なのでした。



(母はフランス人の高齢女性たちが華やかで美しく


あまりにも鮮やかな色のファッションをしていることに驚き


そして日本の高齢者たちももっと自由なオシャレをしていいのでは?


と思ったそうです。)



こういうことは「何が美味しかった」「あれが綺麗だった」


といったことを超えて、心の中でいつまでも輝くともし火。




これ以降の記事も、こういう旅の背景があったことを思い出しながら


綴っていきたいと思います^^