4ヵ月の子供の育児をしているので、赤ちゃんの育児に関するニュースには


かなり敏感になっています。とくに痛ましい事件などを知ってしまうと、相当辛い気持ちに


なることもあります。たとえば、最近知った2005年の事件。


東京・足立区の無認可保育園で、生後5ヶ月の女児がミルクをのどに詰まらせて


1時間以上も泣き続けたのに誰も助けず、ついには窒息死してしまったというもの。


当時、現場にいた経営者の女性は別の部屋でパソコンいじりに熱中していたというのです。


なんともあきれた話でますます保育園に預けることが一歩間違えば大変なことになる


ということを実感してしまう事件です。


もちろんこれは極端で、最悪な例だとは思いますが、ここで私は自問してしまうのです。


もし、自分がわが子を預けていて、こんな風に窒息死・・・なんてことになったら、どうする、と。


業務怠慢で経営者の女性に処罰を!とは思いますが、わが子を失ってしまった事実は


誰かが処罰されたところで、変わりません。ここで、と預けたのは他ならぬ自分だし。


ご両親は本当に辛いと思います。この事件、先週になってやっとこの経営者の女性が


書類送検になったそうですが、なぜ5年もかかったのでしょう?


きっと報道されないいろいろな背景があるのだと思います。



それから、韓国での事件。生後3ヶ月の赤ちゃんを家に置きっぱなしにして


両親ともに近くのインターネットカフェで、育児ゲームに熱中。戻ってきたら


赤ちゃんは死亡していたそう。死亡原因は餓死ということだから、放置だけが原因ではなく


普段からちゃんと食事を与えていなかったようで、1日1回しかミルクもあげてなかった


と報道されていました。しかも体にあざがあって、虐待されていた可能性も・・・。


育児ゲームに熱中って・・・。どうして自分の子供をほったらかして、育児ゲームなんて


するのか、まったく理解できませんが、そもそも食事もまともにあげてないという状態だから


きっと、この時に限ったことではないんでしょう。


この手のニュースを読むと、必ず思ってしまうのがどんな妊娠も出産もそれなりに女性にとっては


大変だし、負担になるものなのに、生まれてくるわが子をどうして大切にできないんだろう


ということ。育児をしている中で、イライラしたり、こっちが泣きたい!と思うことも


あるかもしれないけど、産まれたとき、ああ、やっと会えた・・・私の赤ちゃん!!と


思った瞬間のことを、忘れないでほしい。誰もが幸せいっぱいで育児をするわけでは


ないかもしれない。それでも、親になった責任は果たしてほしい。自分の手でわが子を


死なせるなんてこと、絶対にしないでほしい。


だから、私もミーナがベッドから落っこちたとき、息が詰まりそうになった。


どんなに大切に育てているつもりでも、一瞬で生死が決まってしまうこともある。


生かされていることに感謝したいし、これからももっと気をつけていきたい。


赤ちゃんは私たち親が守ってあげないと、絶対に守ってあげないと・・・。


憤りを覚えると同時に、自分自身も気を引き締めないといけないと思うのです。




これ以上、赤ちゃんの痛ましい事件が起こりませんように。の、クリック。



国際結婚日記 in タイランド                    ~喜怒愛楽 バンコク通信~