TOAジャーナル

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国際政治及び安全保障に関する報道〜アジアに対する脅威〜

東京(CNN) 自民党の総裁選が27日に行われ、石破茂元防衛相(67)が新総裁に選出された。決選投票にもつれ込んだ接戦を制し、5度目の挑戦で次期首相の座を確実にした。

史上最多の9人が立候補した総裁選で、石破氏は高市早苗経済安全保障担当相(63)との決選投票に215票対194票で競り勝った。高市氏が勝利すれば、日本で初めての女性首相が誕生する流れとなっていた。

保守を掲げる自民党は、1955年の結党以来ほぼ連続して与党の座を占めている。石破氏は党内の主流派には属さず、党批判も辞さない姿勢を示してきたことで知られる。そのため党内には敵対する勢力も少なくないが、一般世論からは比較的高い支持を集める傾向にある。自民党内では、より進歩的な部類に入る政治家でもある。

米大統領選も間近に迫る中、石破氏は新首相として新たな米国のリーダーとの間で日米関係を構築していくことになる。現在アジア地域では、対外的に圧力を強める中国や好戦的な姿勢を崩さない北朝鮮の存在など、安全保障上の懸念が高まっている。