主任の風格というのは
ベテランの器量というのは
何なのよ、とかね
今日は体験授業でひた
はじめての子だからね、わくわくしたよ
なんかかたくなってたけど時々笑いながら授業うけてくれてうれしかった
入会は迷ってたみたいだけど
結局入ってくれたよ
よかった、
で、
前はおわりだったんだけどさ
前の塾長のときからなんだけど
あたし体験授業とかやって生徒を入会させなかったことってないの
本当に100パーだよ、ひとりもこぼしてないの
だから体験の子がいてあたしがシフト入ってると間違いなくふられててさ
それなりに回数やってるんだよね
そういうこともあってそこそこあてにされてる節があるんだけど
あたしだから何となくどうすれば、どういう感じでやればいいかって知ってるんだよ
必ずみんなにあてはまるってわけじゃないけど
入会してもらえるラインてわかっちゃってんの、何となくだけど
けど、裏を返せばこれが行き過ぎたらあたしはその子のためだけに授業してるはずなのに何かちがくないかな
うまく言えないんだけどさ
最初は、もちろん今もこれだけは譲れないんだけど
たとえ入会してもらえなくても
何か一個でも収穫を得て帰ってほしいっていう考えがあって
その一個っていうのはその子次第
勉強の内容でも、ノートの書き方でも、夏休みの宿題のやり方でも、
本当に何でもいいんだけど
だけどその子が本当に知りたがってることをさ
知って帰ってほしくって
前ならもっといろいろ考えなかったかなぁって
今は経験ていう引き出しに頼っちゃいないかいと
確かに使える引き出しは使えばいいさ
だけどいつしかそこからしかものを取り出さなくなるような
そんなことになりはしないかいっていうね
そんなんだったらもうベテランじゃなくてただの怠け者さ
そうならないためにももっと気合い入れ直さないとな、っていう
何かうまくいえないんだけどいろいろ考えちゃってね
うん、やっぱりさ
教育って苦しいなー(笑)