元夫と出会ったのは、かれこれ23年前。
航空会社の商事部に働き出してから、社員割引の航空券を購入しては、同僚と色んな所に旅行に行った。
北海道と沖縄は、何度も何度も行った。
沖縄にある基地にも連れてってもらってアメリカ人の友達も出来た。その頃から、アメリカ人の彼が出来たら英語に磨きがかかるに違いないと目論んでいた。笑笑
高校の英語の成績は、限りなく1に近い2でいつも赤点の追試だった。
でも、喋るのは好きで、アメリカにもホームステイに行ったり、家族旅行、短期留学もしたし、実家に外国人をホームステイさせてた時もあった。
ある日友達が、BBQパーティーに行かない?と誘うので一緒に行ったら厚木のNavyベースだった。
そこで知り合った女の子達と仲良くなり平日は仕事、週末は、ベースへと言う生活に変わって行った。
何となく仲良くなった男の子と気が付いたらカップルと言う扱いをされ、まあいっかぐらいに何ヶ月かが過ぎた。
その子が、Navyの日本での任期が終わり、アメリカ本土に戻ることになった。
送別会が開かれ、みんなに慰められた。
その子には、アメリカにも会いに来てねと連絡先を貰った。好きだった訳でもなく、面倒だからそのまま流されてた。
気が付いたら周りがカップルだらけでそろそろここは、卒業かなと思った。
その子がアメリカに出発した次の日、7人の男の子から付き合おう。彼女になってと言われた。
ちょっと引いた。え〜みんな友達だったんじゃないの?別に好きだった訳でもなく付き合ってた私も私だけれど、次の日なんてありかっ?って思った。
今は、特に彼氏が欲しいと思ってないからと断った。1人の子が、彼氏彼女とか無しでただ友達になろうって言ってきた。友達としてこれからも遊ぼうって、それならいいよねって。
うん。
そして、新しく友達が出来た。
これが彼なりの罠、作戦だったんだろうなぁと今更ながら思う。
でも、あの頃は、友達を作るなんて事より、パーティーして騒いでって言う集まりみたくなってたから、友達を作ったって言う事実がちょっと新鮮だったかも。
お酒が弱いから沢山飲まず酔っぱらいになるのだけれど、その友達がいつもそばに居て、酔っ払っても、その友達のベットに転がり込んで熟睡しても一切手を出されず、いい関係が続いた。
そうこうしているうちに、ある日キスをされそうになったので、
「日本人は、友達同士はキスをしないんだよ」って言ったら
「そうなんだ〜」って、言って直ぐに引いた。
あれって、ちょっとキューンとなっちゃって、頭の中でぐるぐるぐる。考えて考えて自分からキスしたのがその1週間後。
「友達同士は、キスをしないんだよ」って言われて、
「私のこと本当にただの友達と思ってる訳?」
って聞いた途端、激しいキスをされた。
これが、私と元夫との出会いと始まりだったっけな。