トランプ前米大統領の弾劾を支持したナンシー・ペロシ下院議長は21日、下院で可決された弾劾案を近く上院に送ると明らかにし、史上初めて在任中に2度弾劾されたトランプ氏は退任によって出所する価値がないと述べた。 ただ、トランプ氏への追撃が、逆にバイデン氏の「結束」への期待に障害を作っているとみる共和党議員もいる。 ペロシは「弾劾しなければ団結しない」と反対した。  

 

デイリー・メール紙によると、議会騒乱で亡くなった人たちのことを忘れてしまうと、それは国の結束に有害無益になる。 「このような動きは、選挙と我々の民主主義を破壊し、我々の憲法を辱めている。」 共和党がバイデンが望む国の団結に不利だと批判したことに対して、ペロシ氏は「バイデンは、我々が皆を団結させたいなら、我々はまず記憶することを学ぶべきだと明確に述べた」と反撃した。  

 

ペロシ氏は議会での記者会見で、上院がいつこの事件を審理する準備ができるかについて、近く下院弾劾部長と話し合うと述べた。 彼はまた,バイデン氏が正式に就任し,金立和氏の代理が副大統領に就任した後,民主党が新しい議会で上院の過半数を獲得したことを強調した。 「手続きは依然として問題だが、われわれは準備している」としたが、弾劾案を提出する具体的な時期はあるかとの質問にはないと述べた。  

 

しかし、米CNN放送によると、下院はまもなく弾劾案を送る可能性があるが、ミッチ・マコーネル上院少数党党首は、上院にトランプ弾劾案を少なくとも2週間、つまり2月中旬まで準備する予定だが、上院多数党のチャック・シューマー党首と時期について話し合う必要があるという。